1.
灯る屋台夜風に
焦げつく甘い芳り
侘しげな提灯が手招き
きっと今夜は雨さ
ビルを寄せた夏の水彩画
時化てるなぁ
降り注ぐ星の骸達の下
救えないままの願い風に揺れる
Never give anything
Never give anything
夜明けの空にでも
逢えたらいいな
2.
空白んだ青に
君と食べた氷のシロップ
紅(あか)滲み藍色(あいろ)の橋ができる
きっと今夜も雨さ
笹に揺れた色紙の匂い
湿気てるなぁ
降り注ぐ星の骸達の下
救えないままの願い風に揺れる
Never give anything
Never give anything (so far way)
夜明けの空にでも
逢えたらいいな
夜行列車が流れ
曙光前の面影
反転交わり替わる世界
月日は遠く流れ
からりと晴れた空に
けぶり橋に狐の嫁入り