作品ID:A388
クリエイター名:
松瀬
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作品ID
クリエイター名
E161
立花 三日
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D071
鈴木飛翔
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クリエイター名
B426
鈴木飛翔
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C427
鈴木飛翔
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クリエイター名
C427
鈴木飛翔
歌詞
B426
鈴木飛翔
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作品ID:
B426
クリエイター名:
鈴木飛翔
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作品ID:
C427
クリエイター名:
鈴木飛翔
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great encounter 目覚ましの音で起きた am6:15 冴えない日常を回し続ける 心からと思えるその瞬間も減った 描いた夢も霞んでしまったつ あの時のこころのままで いられたらいま僕は何を選ぶのだろう 新しい出会いは知らない景色を見せる 限られたこの世界が 違って見えるかな いまあるものだけをかかえ続けるだけじゃ 変わらない。 はみ出して 今を生きる 読まなかった小説、食わず嫌いの映画 霞んだ夢の続きを教えてくれた あらゆる情報の中で 固定概念に囚われた生き方 じゃなくても いいんだ オリジリティーに溢れる人生(LIFE)を 等身大の心のまま これから選ぶものを 間違いも正解だと言えるその時まで 新しい出会いが!! 新たな夢を目指すきっかけを作ってる 素晴らしいと思えるものをひとつでも その胸踊る方 のぞむまま進めば いつだって、かがやいてる。今になる 変わって 繰り返して
作品ID:
D071
クリエイター名:
鈴木飛翔
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作品ID:
E161
クリエイター名:
立花 三日
なし
小さい頃は、宇宙が好きだった。 夜空を見上げては、憧れに胸をときめかせた。 「あの白く光る星は、おおいぬ座のシリウス」 「あの赤いのは、おうし座のアルデバラン」 歌うように口にしながら、まるで自分が地球を飛び出して、そこまでたどり着けるような気分になっていた。 そう、あの頃は望めばいつだって、ぼくは宇宙飛行士になれたんだ。 あれから、どれだけの月日が経っただろう。もう随分と昔のことのように感じる。 この頃はもう、母なる地球の重力に囚われたまま、毎日重い足を引きずりながら、汚れた靴のつま先ばかりを見ているような気がする。 なんだか酷く虚しい気分になって、膝を折った。固く冷たい地面に手足を投げ出す。 全身に力が入らない。 かつて星々を指さしていたぼくの指先も、夜の闇に紛れて、今はちっとも見えやしない。 (ぼくは、宇宙飛行士だ) 疲労に痺れた頭の片隅で、ふとそんな空想をしてみる。昔は飽きることなくやっていた空想を。 (……でも、今のぼくは、独りぼっちの宇宙飛行士だ) 宇宙で遭難して、孤独な絶対零度の中を無力に流されていくだけの存在なんだ。 見上げた夜空には、昔と変わらない星々が散りばめられている。 けれど、彼らはただ遠くから瞬きを投げかけるだけで、かつてのようにぼくを優しく手招いてなんかくれやしない。 何故だか零れた涙で、目尻が、耳たぶが酷く冷たい。 (ああでも、このまま、宇宙を旅する彗星のようにいられるのなら) ふいに浮かんだ考えに、それも悪くないなあって、小さな笑みがこぼれた。 ぼくの心が、ちっぽけな癖に重たい体を捨てて、飛び出していくところを想像する。 この街を飛び出し、この星の引力を振り切って、飛び去っていくところを想像する。 宇宙はきっと寒くて寂しいだろう。 それでも彗星のぼくは、新しい出会いの予感に、胸躍らせているんじゃないだろうか。 そう考えた時。 真っ暗闇だった世界に、輪郭が戻った。 黒一色だった空が、柔らかな紫色に変わる。 紫から藍へ、橙色へ。瞬く間に色を変えていく。 ぼくは起き上がっていた。さっきまで力が入らなかったのに、まるで地球にぽんと背中を押されたようだった。 周りの風景が色を取り戻していく。見慣れたはずの風景。ぼくの生まれた星。 そして、光が── (どうしてだろう。ただ、朝が来ただけなのに) そう思いながら、まるで新しい恒星に出会った宇宙飛行士のように。 ぼくは、光の中で生まれていく世界から目が離せなかった。