身勝手15分前仮説 intro 少しも痛くないよ 傷がついても僕は受け入れしまうから 1A 晴れから程遠い日 ジメジメ顔を舐める 生温い水槽の中には 赤くない金魚が浮く 1B たまには雨でも良くない？ 明るくなけりゃ　私はバレない 逆さに吊るした花も　 今日は見逃してあげるから 1サビ 少しも痛くないよ 貴方に噛まれてもそれで許されるならば 悪いねとも言わなくていいよね？ これで痛み分けだよね 2A 私が揺れてること 誰にも気づかれない みんなも同じように 揺れてるって気づいてない 2B 最終行路8万マイル 青衝動、止まらないよ 最低寛容な程、感情制限できないから 困ってしまうのも分かってよ 2サビ 少しも痛くないよ　貴方に噛まれても これで許されるならば 悪いねとも言わなくていいよね？ 傷が開かれてく 落ちサビ 二度と言うなって言ったこと 二度も言う馬鹿がいるかよ 本当はみんなも都合がいいように 騙されてるの ラスサビ 世界の約束に抗うのね 気持ちも分からなくもないけどね どうしたい？　傷も癒えないまま 時間だけが過ぎてく 身勝手15分前仮説

早朝の冷淡な透明な空気の中 君の残香(のこりが)がまだ車内を泳ぐ 潮風(しおかぜ)が包みこむ高速道路 もう情も尽きた 後朝(きぬぎぬ)の別れだ 海岸に捨てられた 砕けた船のように美しい君の瞳を 夜毎(よごと)思い出して 愛(いつく)しむようにするよ これ以上 愛着が執着に変わる前に まだ朝日は見たくはないよ この寂しさに浸(ひた)ってたいよ 気分は海底の錨(いかり)なのにさ