周りが青春青春って言っても、 実際そんな楽しいものはなくて、 期待したのが馬鹿みたいで、 そもそも楽しめるような性格もしてないし、 もう本当に、ずっとずっと、 負け組なのは決まってたのに そうと知ってて一体何してたんだろうねって、 そう、僕は あの夏が嫌いだった。 辺り見れば青信号の錯覚 実際はイメージだけで 見えないところで埋まってた だるまは転びようがないよね 思考回路ループして ずっと意味の咀嚼だけ ぐるぐる 真面目が仇になってたことは 分かってたんだけどなあ 見えてるものが全てと思ってる奴らが憎かった 全て見えてるものだと思ってる奴らが恨めしくて 僕はあの夏が嫌いだった 眩しいほどに光る陽の下に 暗がり好みずっと屯する 惨めさは僕がよく分かってて 僕はあの夏が嫌いだった 誰とも打ち解けない性憎んでても しょうもないよな しょうもないけど 嫌いだった 昔から不変のイメージ 輝いてたのは過去の話で 現代人の青春とは 貴方が思うより重いんです 何処かで暗い終点を 知っているからなのかもね でも｢死にたい｣と思う羽目になるなんて 思わなかった 僕はどの夏も嫌いなんだ ｢進め｣と口先だけの奴もそう 群がり拒みずっと着飾ることが 死ぬよりも難しい気がした 道はこの先も地雷なんだ 何事にも馴染めない性が憎いよ 進めないままで 未来なんてなくて 逃げることに目を背けるつもりはないさ 意地を張ってでも保ちたいものがあるからさ けどそれでいいのかな それがいいのかな つまらないなんて思われそうなことで 戸惑ってる僕は夢を抱きたくて 僕はこの夏も焼かれそうになって 次の夏も息を切らしながら はやく冬が来ないかななんてずっと 思い続けるだろう 僕はどの夏も嫌いなんだ 何にも相容れない性憎んでても しょうもないよな 怒りの矛先が無いよ どこまで続くだろうか きっと終わりなんてどこにも無い 自分で締めることが唯一の 解決法なんだろうきっと 僕はこの夏と消え去ろうか？ 気持ちが揺らぐ前に答えを探すよ どこにあるだろう 見つかる訳も無くて だから僕はさっさとケリをつけました。

花びら舞い落ちると　あの日を思い出す 茜色に染まった　夕暮れのベンチに腰掛けて遊ぶ 子供達のシャレードを眺める　バスを待つ午後 人々が行き交う　波にのまれ 時々　自分を見失ってしまうの 旅人が教えてくれた　花の名前も忘れて 物憂げな顔で空を眺め　あなたを想い続けていた 変わりゆく時の中で　振り返れば 恋い焦がれた月日を　懐かしく思う 伝えたい言葉だけが　胸の中で今も 光を求めて彷徨うの 待つのは嫌いだから　彼女はそっと呟き 咲く頃また会えると　夕闇にまぎれた

あー夏の音が重なり合って聞こえる 不思議と何故か嫌な気はしないよ 冬が終わり春が過ぎて 気付けばもうそこに夏がいる 心は秋近しで 恋は夏模様、空は雨模様 キミを探した影法師 見つかる筈もなく夏草が笑う ボクだけ残して夏が去る あー夏夜の音が重なり合って聞こえる 不思議と何故かキミがいる気がするよ 止まっていた針が動き 出したよいつもよりも早く 短夜追いかける キミは夏模様、初夏は雨模様 滴り落ちる青時雨 夜の秋感じ夏惜しむ晩夏 空蝉が泣く 晴れ晴れした夜空はまるでキミの様 な気がしてさ手を伸ばした 届くはずなんて無いのにね 恋は夏模様、空は雨模様 キミを探した影法師 見つかる筈もなく俯く向日葵 恋は夏模様、空は雨模様 キミを探した影法師 見つかる筈もなく夏草が笑う ボクだけ残して 雨が降り　夏が去る