作品ID:A552
クリエイター名:
宮田 みや
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作品ID
クリエイター名
E325
しそ の葉
ストーリー
E116
My own Factory
ストーリー
E091
空背 鳥影
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D239
KK
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D211
高野 天勝
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D150
ぶい(v)
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作品ID
クリエイター名
B337
高橋 みゅーじ
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C339
高橋 みゅーじ
歌詞
B215
禾口なごみ
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C213
禾口なごみ
歌詞
B168
高野 天勝
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C178
高野 天勝
歌詞
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クリエイター名
C339
高橋 みゅーじ
歌詞
B337
高橋 みゅーじ
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C213
禾口なごみ
歌詞
B215
禾口なごみ
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C178
高野 天勝
歌詞
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高野 天勝
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作品ID:
B337
クリエイター名:
高橋 みゅーじ
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作品ID:
B215
クリエイター名:
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作品ID:
B168
クリエイター名:
高野 天勝
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作品ID:
C339
クリエイター名:
高橋 みゅーじ
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愛も過去も重ねたくない 月の見えない寂しい世界 クジを作ろう火も灯そう 明日はきっと晴れるかな 爪を噛んだ僕がひとり 不意に聞いた音は青い 何に見えよう踊り明かそう 昨日もきっと晴れていた 体が固くなって進めない待ってて おびえた記憶はフタした世界へ 愛し合うふたりの声がする 醜く聞こえるそのメロディー やるせない気持ち歌に込めて 君はギターを弾く 君はギターを弾く 運もツキも手放したくない 声聞こえない虚しい都会 もう戻ろうお茶を飲もう 明日はもっと晴れるかな 風邪をひいた彼はひとり ついに見せた過去は青い 他に頼もう語り明かそう 昨日はずっと晴れていた 心が閉じたまま面影が残ってて ふさいだ反応はフタした世界へ すれ違うふたりの音がする 優しき響きのそのハーモニー 狂おしい気持ちリズムに乗せ 君はギターを弾く 君はギターを弾く 愛し合うふたりの声がする 醜く聞こえるそのメロディー やるせない気持ち歌に込めて 君はギターを弾く 君はギターを弾く すれ違うふたりの音がする 優しき響きのそのハーモニー 狂おしい気持ちリズムに乗せ 君はギターを弾く 君はギターを弾く 僕はどこへ行く 君はギターを弾く
作品ID:
C213
クリエイター名:
禾口なごみ
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【あの日の英雄】 熱は冷めていた いや、冷めたことも気づかないほどに 私は離れていた あんなに追いかけていたのに 今日まであなたの歌を 私は忘れていた 錆びついて 色落ちたような 遠く青い春のドラマ 回想を巻き戻して 変わらない メロディを描いた 劇中歌で溢れた 懐かしき思いでの破片 今じゃもう響くこともない 捨てられたガラクタの中 掻き鳴らした音も 張り裂けるように叫んだ声も 明日の私一人救えない だからどうか何時かの私と 似た気持ち抱いているような 人のもとまで行って せめて歌でも歌ってやれよ あの日の英雄
作品ID:
C178
クリエイター名:
高野 天勝
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結ばれた花束 誰かが君のことをちゃんとわかってくれる そんな日が来るよ だからさ今は君をちゃんとわかってあげる 君じゃなきゃダメだね 頑張らなきゃいけないんだって あくせく働いて 倒れちゃ元も子もないよ 心配なんだよ きっともっと信じられることがあれば 変わるかな そうして差し出された手を 真っ直ぐ見つめられずぼやけて 結ぶのが下手でも 握る手を離さないように さよならを言うことが惜しくなる 傷つき泣いた夜はきっと君のことだ 1人抱え込んでしまうだろう 深夜のプラットホーム下を向いて笑う 君は寂しそうで 不安ばかり煽られては 足を竦ませていた 確かな未来なんて何処にも 見あたらないから だからこそそんな風に 抱え込まなくていいよ そんなに綺麗な顔をして 笑えなくなるくらいなら 無責任になればいい 自分のことは自分のせいだけど その冷たい手は僕が温めるから きっと求めなくちゃ強くなれない その度傷つくのが定めだとしても 不器用で不甲斐ない夜に 花束を抱いて 決して解けて散らばぬように ちゃんと結んでよ、そして笑って ぎこちなく流れてく時を 強がりじゃなくていい 真っ直ぐ見つめられるように さよならをまた上手く言えるように
作品ID:
D239
クリエイター名:
KK
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作品ID:
D211
クリエイター名:
高野 天勝
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作品ID:
D150
クリエイター名:
ぶい(v)
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作品ID:
E325
クリエイター名:
しそ の葉
無し
私は昔から笑うのが下手だった。 どうしても顔が引きつってしまい、その度に周りから気持ち悪いと言われ続けてきた。 あの日もそうだった。 花の販売車を引きながら売って回っていたが、誰も近づいてくれない。 今日もダメか…なんて思い、座った時に彼は現れた。 突然隣に座り歌い出した彼は…正直に言ってとても下手だった。 あまりに下手すぎて、つい笑ってしまった私ははっとなって顔を隠した。 人が必死に歌っているのに笑ってしまうのも失礼だし、何より笑い顔を見られたくなかったからだ。 だが、そんな私を見て彼は 『いい笑顔だね、お姉さん。やっぱり人間は笑ってなくっちゃね』 と満面の笑みを浮かべながら言った。 私は呆気に取られ、彼の顔をまじまじと見てしまい、そして気づく。 彼がアンドロイドだと言う事に。 彼は変わった人だった。 アンドロイドなのに笑うのがとても上手で、歌うために作られたのに歌と演奏がとても下手だった。 大量生産された同型機の中で彼だけがこうだったため、開発者も半ば放棄するような形で自由にしろと言ったらしい。 親近感を覚えた私は辛い事がある度に彼に会いに行った。 会って話して笑いあい、歌を聞きそのお礼に彼が好きだと言うお花を渡した。 悲しい気持ちで会いに行ったのに別れる頃には温かい気持ちでいっぱいになり、 別れの挨拶を言ってくれる彼に対して、私はなぜか"さよなら"が言い出せなくていつも頷くだけだった。 彼との日々が続くと変化はあるもので 私は少しずつ上手に笑う事ができるようになった。 その一方で彼は、少しずつ壊れていった。 『古い身体だからね』 そう言って笑う彼に修理しを持ちかけてみるが首を横に振られる。 『ボクはね、短い人生を人間みたいに笑っていき、人間みたいに笑って壊れたいんだ』 いつもと変わらない笑顔の彼に私は寂しく笑った。 そしてそんなある日、いつもの集合場所に行っても彼の姿が見当たらなかった。 辺りを見回してみると路地の壁にもたれかかる様に座る彼がいた。 私は慌てて駆け寄り……足を止める。 彼は今まで渡した花を抱えるようにして、笑いながら動作を停止していた。 暫くの間立ち竦んでいた私は、そっと彼に近づき胸元にあった花と持ってきた花を束ねて彼に渡した。 「さよなら!」 そして私に出来る限りの笑顔で彼と別れの挨拶をして来た道を戻る。 ギターでも買えばもっと彼みたいに温かい笑顔ができるかななんて思いつつ。
作品ID:
E116
クリエイター名:
My own Factory
無し
目まぐるしく変わってゆく街の中、私だけが歩けていない気がして。 制服に汗と嫌悪感を染みこませたまま、イヤホンを耳に挿した。 最近メジャーデビューした歌手の声は、伸びきっていない高音が少し耳障りだ。 嗚呼、私と似ている、だなんて。 独りよがりの妄想に耽っている時だけは、代わり映えのしない自分に希望を持てたものだった。 あの声はもう、私の琴線に触れやしない。 酸いも甘いも堪能した心には大抵の言葉が、音が、薄っぺらく感じてしまう。 一人暮らしを始めたワンルーム。 窓から見上げた空には淡い水色が広がり、道を一本挟み建つ学校をも覆っている。 その屋上で見える華奢なシルエットは学生だろう。 携帯電話らしきものを空に、自分たちに、かわるがわる向けて。 細かな表情なんて見えなくてもわかる、楽しげな雰囲気だ──けれど。 人生、楽しいことばかりじゃないんだよ。 耳元でそう吹き込んでやりたいくらい、私は大人になってしまった。 あの頃、儚く散った恋も、手を伸ばしきれずに逃げた夢も。 どれも人生の終わりだと絶望したはずなのに、まだ私は平然と息をしている。 彼女たちと同じくらいスカートを翻していた私は、子供だった。 些細な出来事に感情を乱し、世界の全てに嫌気がさしていた、甘ったれだったのだ。 だというのに。 懐かしい回想が止まないことが、どうも今日の押し入れ掃除の成果らしい。 床に向けた視線の先には、角にひびが入っているCDケースが、埃をかぶったまま鎮座していた。 本当に気まぐれだ。ノートパソコンに、その中身を突っ込んだのは。 少し時間はかかったものの、やがて低いイントロが聴こえてきた。 当時ありふれていたメロディラインは、今では古臭くてたまらない。 激しいサビは頭痛を催すし、何よりもキンキンとうるさい声が。 青い春の中、全力で生きていた自分を、否応なしに思い出させる。 ──ふと頬に受けた風は、あの頃の激しさを纏ってはいなかった。 だが大人になった私の身体には、確かにこの音楽が組み込まれている。 もう、要らないくらいに。 能天気に見えたあの子たちも、既に等身大の苦悩を抱えているのだろうか。 ならばこの音楽はまだ、誰かを救えるのだろうか。 かつての私が、そうされたように。 久方ぶりに開いたSNSに、曲名と歌手名を打ち込んでみる。 そして随分時間をかけた数十文字のレビューに、僅かばかりの体温を込めて。 送信ボタンを押した時には、何故か明日が楽しみになっていた。
作品ID:
E091
クリエイター名:
空背 鳥影
無し
「生花を一本ください」 言い慣れない言葉に口先が戸惑いそうになった。 昔は造花よりも生花の方が高かったらしいが、今ではその価値は逆転した。プラスチックで造られた造花の方が永く美しさを保てる一方、生花は直ぐに色褪せて枯れてしまう上に捨てる際の分別も面倒という理由で昨今は生花を買う人はあまりいない。 それでも昔ながらの生花を望む人もいるので、大抵は店の奥の片隅でひっそりと売られている。 土地柄に似合わずラフな服装をしている私を一瞥した店員は何も言わず、一種類しかない生花の籠から一本だけ抜き出し、素早い手付きでセロハンを巻いていく。 硬貨一枚と引き換えに生花を受け取り、店を出る。 街行く人々も建物も着飾っている表通りをしばらく歩き、建物と建物の間にところどころ横たわる裏通りの一つへと足を踏み入れる。 薄暗く、街灯も無いお裏通りの奥に、周囲の建物から吐き出された数多のごみを集積するスペースがあった。 気まぐれな回収業者がゴミを回収に来るまでゴミはそこでその身を朽ちさせていくので酷い臭いを周囲に撒き散らしていたが、その悪臭の中で、彼の身体は壁に寄りかかっていた。 彼はシンガー・アンドロイドだった。 駅前通りや公園で歌うこともあって私も何度かその姿を見かけ、時には彼の前に立って聴くこともあった。 数年前に彼の歌唱力をある高級ライブハウスが買い、彼はそのライブハウスの専属シンガーとなった。 そのライブハウスに入るには私の年齢はもちろんのこと、経済力ではとても足りず、煌めくステージライトを浴びる彼の姿を見ることは叶わなかった。 だが数日前、彼はシンガー・アンドロイドとしての能力に支障を来たしたため、ライブハウスは彼の契約を打ち切ったという話が街中に広がった。 つまり彼は処分されたのだ。 彼の契約打ち切りの話と同時に、彼はシンガー・アンドロイドではなく、元々は人間であったが何らかの理由でサイボーグになったという噂も流れた。 その噂を聞いた時、私は妙に納得した。 彼は硬貨よりも生花を贈られることを殊の外喜んでおり、その理由を訊くと生花の方が人間として見られているようだからと話してくれたからだ。 高級ライブハウスで彼がどんな歌を歌っていたのか知らないし、噂が真実かどうかは知らない。 でも彼に捧げられた生花の贈り主たちと同じく、私も彼の歌を、彼が弾くギターのメロディを、確かに聴いていた。 それは何にも代え難い真実だ。