作品ID:A607
クリエイター名:
木屑 しがない
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作品ID
クリエイター名
E058
諫名 こむぎ子
ストーリー
E059
諫名 こむぎ子
ストーリー
E060
諫名 こむぎ子
ストーリー
E065
藍川 空斗
ストーリー
E106
颯忍 瑠竜
ストーリー
E299
眠井 窈
ストーリー
E307
麻生 怜
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D153
前野
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D164
陽 -teru-
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D296
陽 -teru-
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作品ID
クリエイター名
B502
ChromelP
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C527
ChromelP
歌詞
B394
ちりん
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C393
ちりん
歌詞
B281
橘 香澄
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C337
雨宮 千波
歌詞
B190
△神
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C197
△神
歌詞
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作品ID
クリエイター名
C527
ChromelP
歌詞
B502
ChromelP
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C393
ちりん
歌詞
B394
ちりん
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C337
雨宮 千波
歌詞
B281
橘 香澄
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C197
△神
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B190
△神
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作品ID:
B502
クリエイター名:
ChromelP
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作品ID:
B394
クリエイター名:
ちりん
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作品ID:
B281
クリエイター名:
橘 香澄
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作品ID:
B190
クリエイター名:
△神
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作品ID:
C527
クリエイター名:
ChromelP
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ずっと思うんです ここはちと退屈にすぎる アノ子の恋バナも 流行りのFPSもてんで続きやしないし 別にボッチだとか 浮いてるわけじゃないんですけど やっぱこの時間こそが至高 今宵も飛び込みましょう なんつって 颯爽 装着 再生 イマジネーション! ここはオセアン ケーブル伝って見せてくれるキラキラの世界よ 幻想 密着 強制 ハイハレーション! 止められやしない イヤピースねじ込んできこえる空は だいぶキレイだった
作品ID:
C393
クリエイター名:
ちりん
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『僕はずっと覚えている。』 あなたは悪くない。 あなたのせいじゃない。 僕があなただとして、 その人生を歩んだら、 あなたと同じ選択をするよ。 あなたのせいじゃない。 だからこそ、僕はただ一人として、あなたの隣にいるべきだった。 あなたを救いたい。 役に立ちたい。 あなたの側にいたい。 側で生きていたい。 だけどさ僕なんかじゃ役不足だった。 あなたのSOSが聞きたかった。
作品ID:
C337
クリエイター名:
雨宮 千波
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冷たく沈んだ世界の片隅 君も今何処かで息をしてるの? ぼやけた視界ガラス越しの蒼は 嘲笑うように声を呑み込んだ 意味を見い出せぬまま 消してしまった定型の感情が 水槽に溶けだした泡のように 表層に浮かんでは見えなくなる 振りほどいてしまった 木霊していた耳障りなこの音は 静かに泣いた君の声なんだと 伸ばした手触れず空に落ちる 冷たく沈んだ世界の片隅 君も今何処かで息をしてるの? ぼやけた視界ガラス越しの蒼は 嘲笑うように声を呑み込んだ
作品ID:
C197
クリエイター名:
△神
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目の前に浮かぶ魚を呆然と見つめてた 一面のガラスの先 青い青い海の底 光の入らない部屋 空気が重くのしかかって 音のない空間を過ごした 誰も居ない場所で 子供の頃は良かった キラキラの世界に憧れた いつか行けると信じていた 息もできないことも知らずに 世界は海に沈んだ 太陽は届かない場所へ 遠い遠い水面に広がる 光に手を伸ばした 世界は空を望んだ 海底から見上げていた 遠い遠い水面に広がる 希望に手を伸ばした 海の底は酷く静かで 暗闇に押し潰されて 人々は空へ唄う唄う唄う 僕らは海に沈んだ 唄声も届かない場所へ 遠い遠い水面に届けと ただ声を上げ続けた 僕らは空を望んだ 本当は少し諦めてた 遠い遠い水面に向かって ただ声を上げ続けた 静かな海は急に変わり 荒れ狂う嵐を呼んだ 人々は海へ消える消える消える いつかは辿る運命だ それが今日だっただけなんだ 流れに身を任せ静かに 息をするのを辞めた 世界は海に沈んだ 海は全てを飲み込んだ 太陽も空も月も星も 光も希望(ゆめ)も絶望も 届いた空へ泳いだ 目の前に鯨が浮かぶ 遠い遠い水面を見上げた 僕らは空を掴んだ 生きたくない生きたくないなんて 言いたくない言いたくないみんな 死にたくない死にたくないだって 今ここに今ここにいるから 行きたくない行きたくないなんて 聞きたくない聞きたくないみんな 死にたくない死にたくないだって 今ここに今ここにいるから 知りたくない知りたくないなんて 叶わない叶わなかったけど 知って欲しい知って欲しいだって ここにいるここに生きてるから 飲み込まれ落ちてきた空に 流れてく渦の向こう側に 海の中泳ぐ上へ上へ 夢に見た太陽の光へ
作品ID:
D153
クリエイター名:
前野
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作品ID:
D164
クリエイター名:
陽 -teru-
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作品ID:
D296
クリエイター名:
陽 -teru-
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作品ID:
E058
クリエイター名:
諫名 こむぎ子
無し
盆の最後に茄子を刻む。キュウリを漬ける。 塩を捨てる。
作品ID:
E059
クリエイター名:
諫名 こむぎ子
無し
今まで花を愛でない者はいないと思っていたが、彼女は花を「気持ち悪い」と言った。 埋めたら生えてくるのはゾンビのよう、切り飾る様はまさに首塚、だそうで。 はぁそんなことを思う人間もいるのだなと一種の関心を持ちながら、なるほどだから花は美しいのかと再認識した。
作品ID:
E060
クリエイター名:
諫名 こむぎ子
無し
コウノトリを撃ち落とす。 わが子が居ないか確かめる為に。
作品ID:
E065
クリエイター名:
藍川 空斗
僕はずっと覚えている。
あなたは微笑んだ。 「海はいいよね、おおきくて」 強く吹いた風。 あなたの長い髪を巻き込み、乱していった。 あなたは微笑んだ。 「海を見ていると、思い知らされるんだ」 「地上は狭い所で、他人とぶつかって、無暗に傷つけあって、裏切りあって」 「海は広くて、他とぶつからず、無暗に傷つけることも、裏切ることも、ないのかなって」 海上へとせり出した崖の上。 抜け落ちそうなガードレールに寄りかかって、あなたは言った。 僕は言った。 海の中にも、他の生き物を、無暗に傷つけるやつがいるらしいですよ、と。 あなたは微笑んだ。 「それなら、楽園なんてどこにもないのね」 切り裂かれたスカートをはためかせ、あなたは、薄汚れたスカーフをほどいて捨てた。 僕は言った。 海は、楽園に見えるのですか、と。 僕は言わなかった。 僕の隣すらも、地獄なのですか、と。 あなたは微笑んだ。 「大丈夫よ。私は、私が幸せになる道を選ぶから」 あなたは、ただ、微笑むだけだった。 * * * これは、あなたと、最後に言葉を交わした話。 これは、あなたが、ひとりで行ってしまう前の話。 スマートフォンが、ひっきりなしに通知する。 『〇〇市強盗殺人事件、容疑者の娘、崖から転落』 『父親を告発した長女、母親と心中か?』 あなたが好きだった曲を聴きながら、僕は窓の外を見る。 青く染め上げられた空と、白く輝く雲を見る。 まるで、海の中にいるような気がして。 あなたが、側にいてくれるような気がして。 ――あなたは、幸せになれましたか? 頬を伝う水滴は、海水のように辛かった。
作品ID:
E106
クリエイター名:
颯忍 瑠竜
無し
恐竜ってのがいた時代があったんだって。 それらが絶滅して今度は氷河期。氷だらけの世界で、ゾウの祖先であるマンモスってのがいたりしたらしい。で、次に人間様の時代が来た。 猿みたいな知能から徐々に進化・進歩し、物や火を扱えるようになって〝文明〟だの〝科学〟や〝化学〟なんてものを生み出して、地球環境を壊したりもしたんだってさ。 そんな人類に、ある日天罰が下った。 でも持っている知恵や技術で天変地異でも隕石落下でも絶滅せずに、アトランティスのようなこの世界でも順応して生きている。きっと神はこんな事態、想定していなかっただろう…と思う。いるのかどうかは知らないが。 魚と海水——水以外は全て人工物。そんな世界の片隅で、俺は外を眺めて生きている。 窮屈さはない。不便さも。生まれた時からこうだったし、当たり前だから。 一昔前は外に出て太陽の光を浴び、風を感じて大地を駆け回ったり、川や海で泳いだりなんて事をしていたらしいけど。俺にはそんなの教科書で知るくらいの、遠い遠い昔の話。 そんな昔話などなど、俺は今色々と研究や調査をしている。この世界の成り立ちもだし、どうしたら人が魚と一緒に泳げて暮らせるかって考えながら…… お気に入りの曲を聞きつつ、今はまだ決して行けないその場所を見つめて。 目に映る、その青の中で。 〝魚と共に空を泳ぐ〟そんな日を、夢に見て——
作品ID:
E299
クリエイター名:
眠井 窈
無し
スクリーンOK。----<投影>、完了。 さあ、イヤホンで耳を塞いでしまえば、 そこはもう、いつも通りの楽園だ。 * * * Cube Eden. 少子化で大変貴重になった僕等は、成人するまでを、それぞれの<匣>に入って過ごす。 しかし、どんな檻でも、脱獄を試みる不届者は現れるものだ。 『ハロー、ハロー、聞こえますか』 底抜けに明るい少女の声。 AI以外の音声を、俺はその時、初めて聞いたのだった。 『実は今日さあ、FPSで初めてランキング載っちゃったよ』 「うお、凄いな。…え、もしかして、リュウグウノツカイさん?」 『え、なんで分かったの!?』 本来、交わらない2つの匣が、彼女のハンコウで繋がった。 大人達に見つかったら大変な騒ぎになるけど、俺達が話すことは、本当に他愛もないことだった。 『私さ、そろそろ成人なんだよね』 Cube Eden は、成人するまでの仮の楽園。 俺達は、成人と共に決められた職業につき、決められた相手と結婚する。 『…私さあ、もう少しだけ君とこんな風に、バカ話してたかったよ』 AIは教えてくれなかった。泣きそうな女の子に、なんて声をかければ良いのかも。 この、もやもやの伝え方も。 『いつかこの世界の何処かで会えると良いね!』 あの時、伝えられなかった思いを、今更歌にしたと知ったら、 彼女は笑うだろうか。怒るだろうか。 * * * スクリーンOK。----<投影>、完了。 さあ、イヤホンで耳を塞いでしまえば、 そこはもう、いつも通りの楽園だ。
作品ID:
E307
クリエイター名:
麻生 怜
無し
教室は息苦しい。酸素濃度は正常でサーキュレーターもちゃんと動いている。 窓の外に広がる仮想風景は「五月晴れ」に設定されていて、時折「木の香りの風」が吹いてくる。それでも僕だけが教室の隅で浅い呼吸を繰り返していた。 昼休憩を知らせるチャイムが鳴ると、教室は生き物のように蠢き、やがて小さな群れに分かれて食事を始める。僕はサンドイッチを掴んで静かに教室を出ると、フロアの突き当りへと急いだ。 「関係者以外立ち入り禁止」の文字が霞んでいるドアのロックを解除し、青白い光を放つ巨大なガラスの壁・「外壁」へと進む。酸素に縛られたこの狭い世界の最果てだ。 分厚いガラスに寄りかかり、埃っぽい床に腰を下ろす。イヤホンを片耳にだけ差し込み、2週間前に保存されたファイルを再生する。 すると水のように澄んだ歌声が細い管を伝って流れ込んでくる。 ゆったりとしたその声は、脳や心臓通りやがて全身に染み渡る。聞いているうちにまるで歌が酸素を運んできたように、ふと呼吸が楽になる。 しばらく聞き入っていると、ガラスの向こうで一匹の魚がじっと僕の手元を見つめていた。 「食べる?」 ラップに包まれたままのサンドイッチをそっと突き出したその時、魚がびくりと体を震わせたかと思うと、ガラスが微かに揺れた。 そして、あの歌が聞こえてきた。 僕は慌ててイヤホンを外し、音の源を確かめようと辺りを見回したが人の姿はなかった。 ただガラスの向こうに影を見たような気がした。 諦めて目を閉じると、歌声が僕の心臓の音に重なった。何度も聞いたメロディーを追いかけるようにそっと口ずさむ。 歌が止み、目を開けるとはるか彼方の水面から一筋の光が差し込んでいた。 半月に一度回ってくる日直。その日だけは昼休みを教室で過ごさずに済む。 友達のことは嫌いではないけれど、時々上手く笑えないことがある。制服が重くなって、溺れているような感じがする。 先生の手伝いを終え職員室を出ると、外壁を目指した。 辺りを確認してから古びた扉を開けると、中から湿り気を帯びた空気が流れ出てくる。 まっすぐ進み、ひんやりとしたガラスに指を触れる。そして、ゆっくり息を吸い込み、喉を震わせた。 「人魚の歌だよ」 お婆ちゃんはそう言って私にこの歌をよく歌ってくれた。 「人魚は海の中でも息ができるの?」 不思議そうに聞く私におばあちゃんは笑って答えた。 「歌えば息ができるのさ」 歌い終えると、まだ見ぬ太陽が微笑んでいた。