作品ID:A065
クリエイター名:
toko
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作品ID
クリエイター名
E040
木本 雅彦
ストーリー
E050
柿本 仁香
ストーリー
E062
tomoki
ストーリー
E203
エッカ アキラ
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D038
Mic snow
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D041
Ruby Canon
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D105
大鹿 壮真
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D124
きもと まさひこ
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D129
あさくら むりか
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D130
こはむ もた
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D212
高野 天勝
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D243
藤崎 海染
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作品ID
クリエイター名
B041
大鹿壮真
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C042
大鹿壮真
歌詞
B194
木本 雅彦
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C199
木本 雅彦
歌詞
B221
高野 天勝
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高野 天勝
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B251
MARIA
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MARIA
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B255
雨宮 さらさ
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C259
雨宮 さらさ
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クリエイター名
C259
雨宮 さらさ
歌詞
B255
雨宮 さらさ
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C256
MARIA
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B251
MARIA
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高野 天勝
歌詞
B221
高野 天勝
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C199
木本 雅彦
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木本 雅彦
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大鹿壮真
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大鹿壮真
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作品ID:
B041
クリエイター名:
大鹿壮真
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作品ID:
B194
クリエイター名:
木本 雅彦
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作品ID:
B221
クリエイター名:
高野 天勝
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作品ID:
B251
クリエイター名:
MARIA
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作品ID:
B255
クリエイター名:
雨宮 さらさ
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作品ID:
C259
クリエイター名:
雨宮 さらさ
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拝見貴方 あの手紙読んでくれましたか 返事はいつでも良いですが 肯定以外認めない 月が痩せていく様を毎夜毎夜眺めながら ああ 貴方も同じだと 僕は信じている 下駄箱にラブレター 相思相愛の2人だから 浮気なら許すけど 最愛はずっと僕でいて 拝見貴方 クラスでは無口で暗い僕ですが 1度これと決めたなら 一途なので曲げません 月が肥えていく様を毎夜毎夜眺めながら そろそろかな 待ちわびて 貴方の自宅前 窓辺で髪を揺らす 貴方の姿が見えました セーラー服を脱いだら 少女から女になったね 白濁とラブレター 今夜も月がきれいですね あどけない口許で 「好き」の2文字を呟いて 拝見貴方 あの手紙読んでくれましたか 返事を今すぐ良いですか 肯定以外は こんばんは郵便です 無防備に開いたドアの奥で 眉をひそめた貴方 おじゃまします 逃げないで 白濁とラブレター 嫌よ嫌よも好きのうちでしょ そんな声で泣くんだね 早く永遠の愛誓って 下駄箱にラブレター 相思相愛の2人なのさ セーラー服を脱いだら 僕と貴方もう離れない
作品ID:
C256
クリエイター名:
MARIA
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「一緒に同じ時間を過ごせるならそれだけでいい」 お決まりは お互い今日も いい日でありますようにってハグして 洗濯機の開始メロディに合わせて 踊るくだらない午後 寄り添うことしかできなくなった今 また戻れるよね? 頑張れ あなたは負けない あなたは乗り越えられるって 信じてる 言葉にしないけど そばにいて そばにいさせてって願ってる 私が守る人はあなただけ この先もずっと 口喧嘩 いつも勝てなくて 洗わずに食器次々出すけど 目が合うとニコってしてくれたり 寝てる時にくっついてきたり 当たり前だった2人の日常 また戻れるよね? 頑張れ あなたは負けない あなたは乗り越えられるって 信じてる 言葉にしないけど そばにいて そばにいさせてって願ってる 一緒に同じ時間を過ごせるなら それだけでいい 病室は不安で仕方なくて それでも時間は進んでいくから まだ行きたい場所 あなたからの誓いの言葉も 私待ってていいかな 頑張れ あなたは負けない あなたは乗り越えられるって 信じてる 言葉にしないけど そばにいて そばにいさせてって願ってる 私が守る人はあなただけ この先もずっと 一緒に同じ時間を過ごせるなら それだけでいい あなたがいい、あなた以外なんて 考えられない 洗い物もたくさん出していいから 全部洗うから 一緒に生きていくって決めた この先ず 言葉にしたらどこか行ってしまう気がするから「ずっとそばにいて」っ お決まりの二人だけが知ってる 会話の流れも あの日私と約束したことも 嘘なんかじゃないよね? 時間は待つことを知らない それなら時間より早く あなたと一緒に生きていくって決めたから 何があっても支えていくよ 美味しいもの食べて 沢山思い出作って 歳をとって行こうね あなたから少し離れた好きにあなたが居なくなってしまわないか不安になるの ふたりが出会うまでは全く違う道を辿ってたはずなのに今同じ人生を辿ってる 頑張れ あなたは負けない あなたは誰より強いこと 知ってるよ お願い帰ってきてそばにいて そばにいさせてって願ってる 一緒に同じ時間を過ごせるなら それだけでいい
作品ID:
C220
クリエイター名:
高野 天勝
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眠れないのはきっとコーヒーのせい ピースの欠けたパズルのような 私の部屋はちょっと物足りないよ 灯りは点けない何もしたくない ベッドの上 顔をうずめた 静寂は嫌だ テレビを点ける 笑えないや すぐに電源を切った 画面に映った腫れぼったい目が 馬鹿みたいだな 大人のフリして 君のマネをして 少し甘いコーヒーを口に含んだ やっぱり苦くて ほんとに苦くて 少し泣きそうになった 眠れないのはきっとコーヒーのせいだ 返信の遅いそっけないメールじゃない 忙しいんでしょ? ねぇ、好い人がいるの? 眠れないのはきっとコーヒーのせいだ 眠れないままもうどれくらい経った? 揺れる携帯 揺れる心臓 眠れないのは全部君のせいだ 笑った顔 真面目な癖に甘えるところも 好きなんだよ。でもそれを認めたら 苦しいから今日はコーヒーのせいだ 眠れないのはきっとコーヒーのせいだ
作品ID:
C199
クリエイター名:
木本 雅彦
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「普遍性バトルアーマー」 飛び出せ 真っ黒な夜空に ひかる 小さな花の力をかり 時をこえて 身にまとうのは 普遍性バトルアーマー 少女は少女として最初から生まれるわけじゃなくて 私も私として最初から生まれるわけじゃないよ 届いた手紙 秘密の言葉 投げる枕と 星見る窓 憧れる月 海に映るよ そうだ呼ばれたんだ 君の声 旅立て 私を待ち受けるのは 新世紀でも変わらぬ敵 時代つらぬく鎧の力 少女は持っているよ 飛び出せ 真っ黒な夜空で ひらく 小さな花は力みちる 時をこえて 身にまとうのは 普遍性バトルアーマー
作品ID:
C042
クリエイター名:
大鹿壮真
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薄い空が今日の終わりを告げる 忘れたいから 忘れさせてよ 無駄になった文字もいつかは燃える 君は他の誰かと歩き始める 知ってよかったこと 知りたくないこと 君じゃないなら意味のないこと 聞こえないように抑えて 届かないように隠す 窓の外を眺めて 君が一人で通らないかななんてまた考えている どうにかならないかな 窓の外を眺めて 君が一人で通らないかななんてまだ考えている どうにかならないかな どうにもならないよな
作品ID:
D038
クリエイター名:
Mic snow
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作品ID:
D041
クリエイター名:
Ruby Canon
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作品ID:
D105
クリエイター名:
大鹿 壮真
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作品ID:
D124
クリエイター名:
きもと まさひこ
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作品ID:
D129
クリエイター名:
あさくら むりか
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作品ID:
D130
クリエイター名:
こはむ もた
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作品ID:
D212
クリエイター名:
高野 天勝
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作品ID:
D243
クリエイター名:
藤崎 海染
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作品ID:
E040
クリエイター名:
木本 雅彦
無し
この手紙は、然るべき「君」に届いただろうか。 ぼくたち四十八人の監視者が君の世界を担当するようになって、四千年以上が経過した。その間、数十年のスパンで交代で眠り、起き、世界を観察し、記録し、学び、分析し、蓄積し、次に引き継いだ。時間はたっぷりあったけれど、やらなければならないことも、沢山あった。 それだけ、世界は奥深く、興味深かったんだ。 世界は何度も危機に直面したよね。大きな疫病に、大きな戦争。自然災害もあった。 だけど世界は生き続けた。たくましい世界に、ぼくらはゾクゾクとしたんだ。 そして今日、ぼくはこの手紙を書いている。ぼくらじゃなくて、ぼく独り、だ。 他の四十七人は、すでに旅立ってしまった。この階層に残っているのはぼくだけだ。 順番としては、このサイクルの担当交代の時に起こった事件を説明するのがいいだろう。 担当交代はいつもスムーズに行われるはずだった。引き継ぎ資料には、世界の悪行と、それを擁護するかのような善行が記載されて、ぼくらはなるべく善行を書き足せるよう次のサイクルを丁寧に監視するのだった。 だが、今回のサイクルは違った。四十八人全員が強制的に起床させられたのだ。あらかじめ設定された条件を満たしてしまったから。すなわち、アレ──「壊物」が世界の階層を越えてせまってきたからだ。 ぼくらはみんな、世界を愛していたけれど、壊物の目にとまる程度には、世界は悪意に満ちていたんだ。 壊物はその名の通り世界を破壊するためにやってくる。汚れた世界を見つけだし、ありえないほどの暴力で破壊する。 ぼくらはいくつもの対策を検討し議論した。濃密な話し合いをもったが、結局収束しなかった。この愛する世界を救いたいという方向性は全員一致したのだが、具体的にとる手段について意見が食い違ったのだ。 結果的に、ぼくらはそれぞれ独立して行動することにした。 それぞれの信じるやりかたで、世界を守る。 四十七人は世界のあちこちに旅立ち、僕だけが残った。 僕は思う。 世界を愛している。しかし容れ物に入る人間は? どうしようもなく汚れて、取り返しがつかないところまで来てしまっている人間は? 僕は考えた。世界を一度壊そう。そして作り直そう。 僕は手紙を書いた。普遍性ある少女の力を持った「君」に宛てて。 秘密の言葉を教えよう。 一緒に世界を壊そう。そして作り直そう。 そうだ、革命を起こすんだ。
作品ID:
E050
クリエイター名:
柿本 仁香
なし
「その本面白いよね」 僕なんかに声をかけてくれた君は、太陽よりも輝いて見えた。どんな影でも照らすような暖かい声が僕を包み込む。 才色兼備な彼女と話している事実だけで動悸がおさまらない、月とスッポンの二人が同じ地上に居る。 これ以上の運命があるわけがない、この瞬間から僕たちは同じ気持ちをもっていた。 愛を確かめ合うために手紙を書いた、あまりにもベタだったからか、返事は来なかった。 窓から見える三日月が僕のことを嘲る。 小説好きとして試されているのかもしれない、今度はあの名作から引用して書いてみよう。彼女の喜ぶ顔が目に浮かぶ。 窓越しに見える華奢な腰、そんな無防備な彼女を守ることしかできない。 ある日、セーラー服をいじらしそうに脱いでいく彼女、少女というより女だった。君へのトキメキで冷え切った身体が暖まっていく。火遊びは良いけれど、本命はずっと僕だからね。 頭上に見える月は十三夜、そろそろ時が満ちる。 「こんばんは、郵便です」 彼女は僕だとわかったのだろう、直ぐにドアが開く。 「お邪魔します」と言いかけてハッとする。ここはもう2人の家だから、「ただいま」だ。 間違えに傷ついてしまったのか、彼女は2階の自室に駆け込んでしまった。 ドアの前で「ただいま」と伝えても、彼女はまだ怒っているようだった。やはり面と向かって謝らないと、部屋の端に蹲る彼女に歩み寄る。なにを口にしても彼女は嫌だと拒絶する。 あぁ、これも愛なのか嫌よ嫌よも好きのうち、彼女らしい愛情表現だ。 やっと結ばれたのなら繋がるべきだ、君の制服を脱がせる。あの日窓越しに見たときよりも綺麗だ、 彼女に証を注ぎこむ。嬉しさから泣いてしまった彼女を抱きしめながら何度も愛を囁く。 「月が綺麗ですね」 彼女が掠れた声で呟く。 「私はまだ死にたくない」 「大丈夫だよ、僕が一緒だから」
作品ID:
E062
クリエイター名:
tomoki
遺言
白い光が差し込んでいる。 『思い返せば良いことは何一つなかった。 楽しいはずだった学校生活も。 みんなで出かけたはずの海も。 小さい頃に両親は他界し、 お金と愛情がない環境で育った。 部屋が暗くて買いに行った電気は、 自分で買った唯一の"モノ"。 唯一愛情を感じたのは・・・ このリボンをもらった時だけだった。 私は何のために生まれたのだろう。 私は何で生きているのだろう。 私は、 ・・・もう今更何も思うことはない。 後悔はない。 なぜならやりたかったこともなかったから。 私に優しくしてくれた唯一の友達。 リボンをくれたあなた。 そんなあなたも、昨日空高くへのぼっていった。 私もそっちへ行こうと思う。 覚えていない家族と、 あなたに会うために。』 白い光が差し込んでいる。
作品ID:
E203
クリエイター名:
エッカ アキラ
ガチムチコーヒー
俺のココロを擬人化したら、どんな奴?きっと泣いたように笑う女の子、まだ制服の頃か。アキラ、42才、168cm、79キロ。 「また水っすか」龍君はブルーマウンテンのプルタブをひきながら、俺の飲み掛けのペットをさす。「コーヒー苦手だから」面倒でそう答えた。龍君は丁度一回り下の同僚。言っても、この工場派遣の仕事で出会い、まだ三ヶ月。名前の話になった時「おいらは辰年だから龍なんすよ」とニンマリした。「じゃあ丁度一周り違いだ。俺は辰でもタツノオトシゴだけど」龍君には響かなかった。タツノオトシゴは男が子育てをする。 休憩所には二人だけ。俺はニュースでも見てるテイで秘密部屋へのスマホアプリを起動。その瞬間「インストォール、マッチングアプリ」龍君がスマホの画面をシェイクして見せた。画面には女のプロフ写真が並んでいる。俺の画面と作りが似てる。「キレイなコ多いんすよー、サクラかなー」楽し気にスクロール。「へー」俺は真顔でスクロール。「マッチングしても全然進展しねーし」それな。「でも1人やりとりしてる、いい感じのコいるんすよ」俺も。唯一の決定的な違い、龍君からは見えない俺の画面に並んでるのは野郎のみ。 ふとメッセの通知に気付く。プロフのエブリデイブラックコーヒーの文言に惹かれ、やりとりを始めた、龍君と同い年の和樹。俺は四十を越えた辺りから胃もたれでカフェイン断ちをしてる。が、それは言わず、コーヒー話に花咲かせ、この二週間、イイ感じでやりとりしてきた。生活圏も近いので、思い切ってリアルを誘ったのが、昨日の日曜の夕方。その返事だろう。 和樹がブラックコーヒーを擬人化したら、どんな奴?エブリデイの相棒、プロフの好きなタイプ通りの細マッチョか?甘くて飲めねーな。俺なら俺みたいなガチムチにする。 「あとヒト踏ん張り」立ち上がる龍君に続き、出入口の自販機横のゴミ箱に空になったペットを捨てる。俺はふと財布を出し自販機に小銭を入れた。「え?どうしたんすか」「眠気覚まし」ガチムチコーヒー、イッキ飲み。今夜は寝付けなそう。胃もたれのせいだ。