「空を泳ぐ人魚」 分かれ道 空を泳ぐ人魚は 募る恋の日々だった 消えぬ想いでもあれは他人の影 好きとは儚いのよ 分かれ道 空を見る私 オレンジ色に変わってく まるであなた さよならもいわずして消えてくのね 手で空を隠すように 真夏の終わりに降る雨 まぶた残る数々の雫 光も届かない小さな場所に 私は行ってしまった 月明かりに照らされて 星空に願いを込めて 真夏の夜の涼しい風 雨の香りがしても... 貴方の香りはしないよ 寂しく空を泳ぐ人魚と... 真夏の終わりに降る雨 まぶた残る数々の雫 光も届かない小さな場所で 私は彷徨い続ける あなたも彷徨い続けるの