作品ID:A130
クリエイター名:
tehu
※ 応募用のIDは自動で入力されませんので、
必ず応募したい作品のIDを手動でご入力ください
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
E224
雨屋 涼
ストーリー
E209
三浦 亮
ストーリー
E192
是空 色鳥
ストーリー
E190
禾口 なごみ
ストーリー
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
D089
空華 オキ
Play
他の歌を見る
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
B350
Musicolune eric
Play
C350
Musicolune eric
歌詞
B315
松浦 眞那
Play
C316
松浦 眞那
歌詞
B060
佐藤 悠貴
Play
他の楽曲を見る
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
C350
Musicolune eric
歌詞
B350
Musicolune eric
Play
C316
松浦 眞那
歌詞
B315
松浦 眞那
Play
他の歌詞を見る
作品ID:
B350
クリエイター名:
Musicolune eric
どちらの楽曲を再生しますか?
インスト Ver.
仮歌 Ver.
楽曲のダウンロードはこちらから
インスト Ver.
仮歌 Ver.
作品ID:
B315
クリエイター名:
松浦 眞那
どちらの楽曲を再生しますか?
インスト Ver.
仮歌 Ver.
楽曲のダウンロードはこちらから
インスト Ver.
仮歌 Ver.
作品ID:
B060
クリエイター名:
佐藤 悠貴
どちらの楽曲を再生しますか?
インスト Ver.
仮歌 Ver.
楽曲のダウンロードはこちらから
インスト Ver.
仮歌 Ver.
作品ID:
C350
クリエイター名:
Musicolune eric
ダウンロード
旅の先は迷路、僕らは迷子になるために旅をする。旅の先は時間、彼女はあの人を探して旅をしてる。 列車は目の前で、僕らは乗り遅れた。 船はいつまで待っても出航できない。 街をぐるぐる回り、街はぐるぐる回り、 僕らの混乱は永遠。 会いたい。会いたい。 旅の先は海へ、僕らは最後に空を舞う星のよう。 旅の先は森へ、彼女はあの人を探して旅をしてる。 時間の魔法が未来を駆けて行く。 不思議な矢印に導かれ、辿る記憶。 街をぐるぐる回り、街はぐるぐる回り、 僕らの混乱は永遠。 会いたい。会いたい。 あの人に会いたい。
作品ID:
C316
クリエイター名:
松浦 眞那
ダウンロード
これはきっと悪い夢 (蒼い月が嗤う夜に響く鐘) 迷い込んだ子羊を 誘うように明かりが灯る 蝶と交わすカーテシー (纏う鱗粉のファンデ 深海のドレス) 魔女の歌に魅入られて 甘く深い眠りに落ちる 遠く泣いている子は誰? 囚われのプリンセス いずれ覚める夢なら 私を連れて... 魔法が解ける前に ドアにそっと鍵をかけて 辛い過去も忘れて 永遠にここで踊りましょう 私だけのシャングリラ (忘れ去られたトゥシューズ 止まないワルツ) 花の蜜に取り憑かれ さらに深い眠りに落ちる 体内で舞う蝶の群れ 逆さまに回る世界 私を惑わすように やさしく笑う いつまで待っていても ずっとずっと明けない夜 呪いを解く魔法は 淡く無垢な口づけを 魔法が解ける前に ドアにそっと鍵をかけて 辛い過去も忘れて 永遠にここで踊りましょう いつまで待っていても ずっとずっと明けない夜 呪いを解く魔法は 淡く無垢な口づけを 永遠に続く音楽を
作品ID:
D089
クリエイター名:
空華 オキ
再生
ダウンロード
作品ID:
E224
クリエイター名:
雨屋 涼
無し
狩人は白鹿を追って気づけば森の中を駆けまわっていた。 太陽はすっかり落ち、青白い月が浮かんでいる。 白鹿は森深くの小屋の前まで駆けると、 そこまで導くのが役目と言わんばかりに足を止めた。 暖かな橙色の明かりが漏れる小屋に、狩人は目を奪われる。 窓には色鮮やかなステンドグラスがちりばめられ、蝋燭の明かりできらめいていた。 ここは教会だろうか。 信心深い狩人は扉の脇で頭を垂れる白鹿をみて、弓に張った弦を外した。 神がお告げに遣わしたのだ。 狩人は疑うことなく扉に手を伸ばす。 鍵のかかっていない扉は躊躇いなく開き、狩人を誘った。 甘い花の香が充満する小屋の中は外からみるよりも暗く、薄ピンクの煙が充満していた。 半分ほど溶けた蝋燭が燭台の上で揺らめき、煙越しにぼんやりと部屋を照らす。 狩人があっけにとられていると、 扉はひとりでに閉じ、錠が落とされた。 またひとり。 囁くような笑い声は届かない。 かわりに狩人は、すすり泣く少女の声とオルゴールの音を聞いた。 「誰かいるのか」 狩人は声を張り上げる。 足を踏みいれる前に感じていた神聖さは消え去り、甘ったるい煙は魔女の伝承を彷彿とさせた。 視界の端では極彩色の蝶が舞い、部屋の奥へ狩人を導く。 小さく聞こえる歌声は子守歌のようだった。 「あなたがこの家の主か」 「あまり大きな声を出さないでちょうだい」 狩人が細い廊下の先に広がる部屋に足を踏みいれると、歌は止んだ。 歌っていたのは彼女だろう。 細い指を唇に当てる女の膝には、涙の跡の残る少女が眠っていた。 魔女だ。 漆黒の衣に先のとがった帽子は伝承に聞く魔女の姿そのものだった。 「その子を、」 「離せとでも? この子もあなたも、自分からこの家にやってきたのよ」 魔女が笑うと、煙が狩人にまとわりつく。 甘い香りは幸福な夢のなかのようで心地よかった。 「この家は望む人の前にしか現れないの」 魔女が手を振るうと少女はベッドに運ばれ、片隅のレコードが軽快なワルツを流す。 さあ、踊りましょう? 狩人はその手を取る。 夜は、明けることがない。
作品ID:
E209
クリエイター名:
三浦 亮
無し
「外は怖いところでしょう?怖いのなら、ここにずっといるしかないわ」 今年で15になる私は、母様から言われたその言葉をずっとずっと信じていました。ドールハウス、おままごとの道具、豪華なドレス。どれもこれも、小さいころから好きだった私のおもちゃ。けれども、体ばかりが大きくなる私にどんどん合わなくなっていきました。 おもちゃを集めて、ベッドの横にあった大きなぬいぐるみを抱き締めます。傍らの姿見を見ると、幼さの失せた体に似合わない、子供のような表情を出すだけの顔が映るだけです。夜になると、言葉にできない不安が私を襲う。この不安をどうにかするには、こうするしかないのです。 私の世界は、南に開けた大きな窓から見える景色が全てです。木々の広がるその上に太陽と月とが規則正しく上っては沈んでいくのを繰り返していきます。月の満ち欠けと、高さを変える太陽で日々の移ろいを知る以外にありません。大きな窓も、まるで小さな天窓のようで、眺めるのにも飽きていました。 ああ、だとしたら。 ベットが手を引く夢の世界へ行くしかないでしょう。 遠くから聞こえる優しい歌で意識を手放すして。 変わり映えのしない世界よりも、自由で目まぐるしく変わる、自分だけの世界へと。 絵本の中で見たように蝶たちが踊り、跪き、私と話すのです。 どこからともなく聞こえる音楽は止むことはなく、踊り続けていても息が上がることもないのです。御伽噺の姫のような私を連れて出てくる騎士も、私が願えばきっと現れるでしょう。これほど甘い夢はありません。ずっとずっと、この世界にいることができたらどんなに素晴らしいことでしょう。 もしこれが夢ならば、永遠に醒めないでいてください。 醒めない夢が呪いだとしたら、解かないでいてください。接吻で解けるほどの淡い呪いであったとしても、私はこの甘い夢におぼれていたいのです。 止むことのない音楽に任せて、忘れてい続ける。それが私の夢なのです。 深い寝息とともに、醒めない夢に漂う私の、ただ一つの夢。
作品ID:
E192
クリエイター名:
是空 色鳥
無し
「ねぇ、わたくしをここから奪ってくださいまし」 そこは高い塔の上。金襴緞子の鳥籠の中から、真っ白な手が伸びる。隙間から見える女の姿は天女の如く美しく清らかだ。少なくとも姿は。 ――お前さん、聞いたことがあるかい? あの塔の上にはまるで天女のような姿の物の怪がいるっていう噂だよ。 女の手が必死に俺を掴もうとしている。その手を掴むべきか否か。噂話が頭から離れず、逡巡してしまう。 ――チクタクチクタクボーンボーン 時は容赦なく選択を迫る。 俺は女の手を握る。目の前の女を見捨てるような男にはなりたくなかった。女も握り返してくる。女の手は絹のように滑らかで、白磁を触っているような感触だった。 「うれしい。貴方様はわたくしを信じてくださるんですね」 ほころぶ女の顔は清雅そのものであった。手を握っているところから熱が伝播していくのを感じる。頬が熱くなり、頭は沸騰するようだ。 「鍵を開けてくださいな。そちらに行けるように」 熱に浮かされたように、俺は鍵を探し始める。この部屋には不思議な絵画が一枚飾られていた。縁は絢爛豪華、鹿が佇み、朝顔が咲き誇り、一際大きく書かれた月には時計が描かれていた。一見無関係のものが並べられているにも関わらず、不思議な一体感がある。なんとなしに月の時計に手を伸ばす。 「いけません! それに触れてはいけません! 鍵は絵の裏に!」 絵に触れないようにそっと裏を見ると鍵があった。その鍵で鳥籠を開けるなり、女が光りはじめる。女の体が崩れ去って、蝶々の群れに変化していく。俺は思わず後ずさった。あの噂は本当だったのか。蝶々の群れは、俺の周りをぐるっと回ってから、絵の中に消え去ってしまった。 ――騙してごめんなさい。帰るにはこの方法しかなかったの。 そんな声が聞こえた気がした。 此処は夢か現か。蝶が消えた今、誰にも分からない。
作品ID:
E190
クリエイター名:
禾口 なごみ
無し
「ここはどこかしら」 目の前には、鏡張りの湖が広がり、ステンドグラスの星が浮かんだ空。 星たちは自身の美しさを確かめようと思い思いに水面を覗き、 誰も知らないであろう秘密の花畑を映します。 「私の色、素敵でしょう」 「いいや、僕のほうが鮮やかで綺麗だね」 まるで自慢話をするかのように、星たちはキラキラと瞬けば、 その賑やかさに誘われて、一匹の角を生やした生き物が歩み寄ります。 一歩、また一歩と近づく度、広がる波紋はオルゴールのように か細くも鋭い音を立て水面を揺らし、春風を吹かしたかのように パリンパリンと花びらを散らします。 水底に溶けていく極彩色の輝き。 先程まで賑やかだった世界も気がつけば 海の底みたく真っ暗で、しんと静まり返っていました。 …… …… …… チクタクチク それは、ほんの微かな音。 チクタクチク、チクタクチク それは、私の目が覚めたとき、 既に鳴っていた音。 秒針はどこか不自然に一定のリズムを刻みます。 「三拍子かしら……」 思わず口にした途端、 響く鐘の音。 巻き戻る時計の針。 ゴーン ゴーン ゴーン 突然の大きな音に、寝静まっていた星たちはびっくり仰天。 右に左へ駆け回り、てんやわんやの大立ち回り。 時にぶつかり、時には転んで。 欠けた破片は、遠い空から、しんしんと降り落ちます。 舞い散る星の結晶は、溶けることを知らないようで、 積もりに積もった足元にいつか見た花畑を広げました。 淡く漂う蜜の香りに誘われて降り止まない結晶は羽ばたく蝶となり、 金銀砂子の鱗粉を尾鰭のようにばら撒きながら羽ばたきます。 頭上で輪を描いて踊る光が私の手を取り、 こちらへと誘えば響きだす歌声に、回り始める世界。 いつまでも身体を揺らし、終わらない夜に踊り続ける私。 ゆっくりと螺旋を描きながら、私の意識は夢の世界に落ちていきます。 「今日の私がシンデレラならきっと、こんな魔法すぐに解いて夜を明かすのに」 「明日の私が白雪姫ならきっと、どんなに淡く無垢な口づけであっても目覚めてみせるのに」 …… …… …… 気が付けば、鏡張りの湖が目の前に広がり、 空ではステンドグラスの星々が、 美しさを自慢するように輝いています。 「ここはどこかしら」 カツカツカツ、コツコツコツ 夜を覆う深い青のドレスを纏い、 クルクルと踊るようにステップを踏む時計の旋律は、 また今日も静かに始まるのでした。