さまよってさまよって立ち寄った 月明かりのアトリエ 紙に埋もれた傷の数を 全て夢で隠した桃源郷 嫌になって嫌になって帰ってきた 君は僕には目もくれず 追い出す素振りさえ見せずに 恨み辛みなおざりに言い放ってく ｢間違って間違って落ち込んで それが人間だよ｣ まるで全てを悟ったような話 僕は嫌いじゃないよ 本当さ 頑張って頑張って打ってきた 鉄は既に冷え切ってて チャンスも何度も逃してきたって そんな暗い話ばっかだな 感情なんてある筈もないのに痛みがわかるの 不思議でしょ？ 見たことないものを打ち明ける度 バカみたいとか言っちゃって 嫌いになったこの世界に輝いてるものは無いとか でもその世界と向き合わなきゃいけないとか 今はどうでも良いでしょ？ さぁほら 連れてってよ君のもとへ 味気ない日々を嘆いてた君が そう 何度だって言ってやるさ 僕はまだ何も知らないけど ああ 連れてってよ今直ぐに 君の世界に引き込んでみせてよ 腐りかけたなんて意地汚い言葉は 君の世界には不似合いでしょ？ 冷めきった冷めきった情熱は いつの話だったか あの日目を覚まさせた表彰状 見る影もなくて催促状 断ち切った思いが再び 芽吹こうとしたところで 筆も心も折れてばっかだね 実らないと知った努力はしないよ 例え僕らが死んだって 明日は無情に来るもんで なのに何見て何着て何食って 暮らしてたいとか馬鹿げたことを 生きた証残すみたいな 綺麗事も分からず仕舞だ ただ虚ろな僕が居たんだよ 空っぽな僕がただ居たんだよ 僕は何のために生まれたんだ？ その答え求めても そこに嘲笑強情消耗 本当言い訳も無く笑えてくるよな これは誰のせいなんだ？ 僕は何のせいにすりゃ良いんだ？ 微かな光を見てた頃の僕はもう居ないよ 逃げる僕を赦してよ 何も出来ずに泣いてたって 明日はやって来るの 当たり前 なのになぜ世間を恨んで なんでもない事で悩んでるんだ 羨んでしまったんだ ありもしない世界線を 今だけ忘れさせてよ 全てを崩してよ 在り来りな未来を超えて 消し去ってよこの心が 朽ち果てて綻ぶその前に そう 何度でも願ってやるさ 僕らのあるべき姿はここに無いの 連れ去ってよどこか遠くへ 初めから無かったことにして やり直す機会なんて要らないよ 僕らはこの世界が嫌いなんだ La La La……