作品ID:A243
クリエイター名:
外世 とか
※ 応募用のIDは自動で入力されませんので、
必ず応募したい作品のIDを手動でご入力ください
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
E270
室井 雅琉
ストーリー
E258
はるのぽこ
ストーリー
E174
まほろ
ストーリー
E165
猫熊 しーたけ
ストーリー
E045
せい
ストーリー
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
D256
mile official
Play
D132
せい
Play
他の歌を見る
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
B182
ゴンノスケ
Play
C191
ゴンノスケ
歌詞
他の楽曲を見る
投稿が新しい順
投稿が古い順
作品ID
クリエイター名
C191
ゴンノスケ
歌詞
B182
ゴンノスケ
Play
他の歌詞を見る
作品ID:
B182
クリエイター名:
ゴンノスケ
どちらの楽曲を再生しますか?
インスト Ver.
仮歌 Ver.
楽曲のダウンロードはこちらから
インスト Ver.
仮歌 Ver.
作品ID:
C191
クリエイター名:
ゴンノスケ
ダウンロード
『空想酩酊、夜を往く』 丑三つ時を回って カラスさえも眠って 信号機だけが光る頃 空っぽな脳味噌と 眠気だけ引き摺って 塵だらけの街へ繰り出す 上って下って 手の鳴る方へ 右へ左へ ひとりふらふら 泣いて笑って 途方に暮れて あぁ 草臥れたな ねぇどちら様ですか 道をお尋ねしますが 僕はどこに行けば生きてけるのでしょうか あーいつもそればっか 未来は君の手の中 あぁくだらない騙し文句はもう聞き飽きた しどろもどろな口調で 現実逃避 自己弁護 誰かの所為にしたいだけです 無感情なふりをして順番待ちしてたって 永遠に僕の番は来ない 沈んでく沈んでく この毎日に 消えてく消えてく 夜空の星が せめてせめて 君の声を聴かせてくれないか ねぇどちら様ですか 顔を見せてくれますか あぁそういえばこんな顔をしていたのでした 笑ってくれますか 明日もきっと会えますか どうか君の声を聴かせ続けてくれ 正しくなくていいさ 遠回りしてもいいさ 君が生きることでしか未来は作れない あぁどうか消えそうな その心に再点火 新たな道を歩き始められますように
作品ID:
D256
クリエイター名:
mile official
再生
ダウンロード
作品ID:
D132
クリエイター名:
せい
再生
ダウンロード
作品ID:
E270
クリエイター名:
室井 雅琉
無し
「適当に」 それが僕が導き出した答えだった。 大人ってずるいよな。 本当はちゃんとした答えを用意してて、 どこかで模範解答を選択してくれることを 期待しているのに、 「好きなことをしなさい」 って、取り繕うんだもん。 現実を見なさい。 身の程を知りなさい。 結局のところ、期待されている答えは一つ、 「まともな人になりなさい」 でもそんなことは一切言わない。 本当に狡猾な連中だ。 僕の行く先は僕が定める。 そうは言っても、僕のことをその先で生かすのは 僕自身ではない。 つまり、僕は僕自身の運命の決定権を握ってない。 かといってそこらで道を尋ねたところで、 まともな答えが返ってくるわけではない。 ああ、もう馬鹿ばっか。 この世界で?ㅤ僕の力で? 僕自身が生き抜くために? 所詮は他人事なんだろ、なあ? もう疲れちゃったよ。 矛盾ばっかの主張で埋もれて、 僕は何を見せられてんだ? 何時になっても僕の見せ場など来そうにないし。 カッコイイとか、イケてるとか、 今更そんなのどうでもいいんだ。 だがいつまでも、いつまでも、 僕はこの先へ進めない。 青信号なのに。進みたいのに。 一体何が原因なんだ? って、君に言ってもどうにもならないか…… ……なぁ、一体何思ってんだ? ずっとさっきから画面をじっと見ているみたいだが。 曲聴き詩を読みこの絵を見たって 所詮はフィクション、何も生まれないだろ? ……そう、そこのお前だ。 なぁ、お前は何を思ってここまで生きてきたんだ? 嘘みたいな日々をどう過ごしてきたんだ? 戯言ばかり重ねてきてないことを祈るよ。 聞きっぱは無しで、宜しく。 ……話に戻ろう。 結論を言う。僕には正しさなんて要らない。 これは世間知らずが故の 甘い甘い意見かもしれないが。 結局のところ、僕らはヒトである以上 生きることでしか活路を見出せない。 だから……より良く生きるため あんたには笑顔でいてほしい。 明日も顔を見せてほしい。 無理強いするつもりは無いが。 ただ、君の存在が僕にとって 欠かせなくなってしまった今、 君とまた歩きたいって、言わせてくれないだろうか? また歩きたい、って。 ……贅沢か? そうだよな、君はもう誰かの思惑の犠牲者になっちまったもんな。 まあでも、僕がその気になれれば何でもいいか。 身勝手でごめんよ。 ……何言ってんだろうな、さっきから。 さて、僕は好きなことをするよ。 正解を言わない奴らが悪い。
作品ID:
E258
クリエイター名:
はるのぽこ
なし
ここは運命の交差点。僕はその番人。 「道をお尋ねしたいのですが」 「だって、僕は悪くない」 「どこに行けば生きられるのでしょうか?」 迷子の者。悩む者。ズルイ者。道を聞き、言い訳し、答えを聞いてくる。 けれど、運命は自分たちで決めるもの。 「心に従うといい。声がする方へと進めばいい」 無感情を装って、そう答える。交差点の向こうで、それぞれを待つ者が呼んでいる。 正直、その声に従って、信号さえ守れば辿り着けるのだ。それなのに、皆、僕に聞く。何処に、誰と、どうやって、と。導くだけの僕には順番待ちさえ、できないというのに。 けれど一人、ずっと交差点の向こう側で皆が呼んでいるのに、この塵だらけの街を徘徊している子がいる。決して道を尋ねず、声ひとつあげずに。 だから、向こう側で呼ぶ者に彼女の意志が伝わらないし、僕も何も答えることができない。 そのうちに、向こう側から声がしなくなった。そうしてようやく、彼女が一粒の涙を零す。 「彼がいないとダメなの。もう終わらないと」 そう言って、あれだけ迷子になっても歩みを止めなかったのに、交差点から引き返そうとするのだ。止めようか迷ったものの、初めて零した涙と言葉が辛くって、もう引き留めることさえ、できなかった。 『自由に生きるといい』 そう思ったその時、彼女の交差点の信号が全て青に変わっていったのだ。向こう側で呼ぶ者たちが、彼女が迷わぬように、信号を全て青に変えていったのである。 再び、向こう側で叫び声がする。だから、僕は彼女を引き留める。 「みて。全て青だよ?」 彼女が泣きながら言う。 「青進め。黄注意。赤止まれ」 「うん」 「でも、彼の顔が思い出せないの。赤色だった気がするのに、青しか渡れない」 そこでようやく、彼女が迷子だった理由に気づく。 「おいで」 そう言って僕は黄色のパーカーに身を包む。 「黄は気を付けて進めだ」 今はカラスさえ寝静まる丑三つ時。誰もここを渡らない。暗くて顔が分からないのは当たり前。僕は信号機を赤と青交互に点滅させる。 真夜中の交差点のメンテナンス。彼女はそれを手伝うだけ。誰も、何も悪くない。 「信号が怖ければ、遠回りでも歩道橋を進めばいい」 彼女を呼ぶ声の方へと彼女を連れていく。 そして、あと数歩で辿り着くというところで、手を離す。 彼女が戻らぬように、渡り切った歩道橋の階段に座り込んで。 「生きていいの?」 「いいよ」 僕も運命を渡ろう。君を見届けたら、僕は番人を引退する。
作品ID:
E174
クリエイター名:
まほろ
なし
140字では語れないと思った。 僕達ふたりのことも。これからのことも。 半夜、信号機がチカチカと点滅しているような気がして目を擦ってみる。 薄く目を開けてもそこにはいつもと変わらない僕がひとり、変わっていこうとする君がぽつりといただけだった。 ふとあの頃を思い出す。 現実味のない未来がとても好きだった頃を。 いつからかこんなに大人になってしまって泣くことも笑うことも誰かに合わせることが当たり前になったんだろう? 君は僕に「曖昧な理想だけでは生きていけないよ」と悲しそうに笑った。 何も言い返せなくてただわからないふりをした。 僕を置いてどんどん先に行ってしまう君が時々怖くていつか僕のことを置いていって もうあなたなんていらないって言われてしまう、そんなことを想像しては眠れない毎日が続いた。 その度に見る夢は決まって優しくて綺麗で何にでも素直に愛せていたあの頃だった。 いつだったか君に聞かれた言葉が蘇る。 「あなたはどうしたいの?もう私たちは子どもじゃないんだよ」 君はどんな顔をしていたっけ? それすらもう思い出せない そんなに前のことじゃないのに君がその日に着ていた服さえも君が好きだと微笑んだあの夜の星の名前もぼやけて見えなかった。 そういうことなんだなと思った。 またこんな風に話したら君は怒るだろうか まぁ、それでもいいさ。 鴉も眠っている街で僕だけがまだ眠れないでいる。 明け方眠そうに起き出してきた君に別れを告げた。 滅多に泣かない君が少しだけ泣いてその涙を拭おうと伸ばした手をポケットにしまった。 「あぁ、終わったんだな」 ということだけがはっきりと分かった。 でも多分君も知っていたんだと思う。僕たちがこうなることが。だってずっと一緒にいたんだから。 この狭い部屋で過ごした君との毎日は間違いなく僕にとっての光だった。いつしか積み重なった現実に押し潰されて消えてしまった僕たちの理想はもう戻ることはない。 だけどこの先、君の未来に僕が隣にいなくても僕は君を、君の声を憶えていたい。 「馬鹿みたい」と笑った君の澄んだ声を憶えていたい。
作品ID:
E165
クリエイター名:
猫熊 しーたけ
無し
全ての時計の針が天辺を過ぎた 僕はスニーカーの紐を結ぶ ヘッドフォンからは少し前に流行った曲の大サビが流れている 『次の曲がアップテンポなら行こう』 ここまで来て、僕は少し迷っていた いつも通り夜通しチャットで話して、ゲームをして そんな毎日に浸りきっている自分を 少し変えてみたくて でも面倒で 何かが変わるという保証もないけど このままではいけない気がして 曲が変わる ゲームサウンドが弾むアップテンポ 目的地は特に決めずに ただ少し外の空気を吸おうと玄関を出て 歩き慣れた道を歩き出す 駅へと向かう道 たった数時間しか変わらないのに 真夜中の街中はいつもと見え方が違う 夜の街に僕は不安と不思議な興奮を覚え 立ち止まった瞬間、僕は行く先を失ってしまった 僕は誰か人のいる場所を目指した この闇に呑まれてはいけない 少し急ぎ足で歩き出す 走り出すと何かに僕の不安が伝わる気がして ひたすら歩く いつか明かりが見えてくると信じて がむしゃらに やっと見つけたコンビニにホッと一息ついて飛び込む が、特に買いたい物はない 嵩張る物を買って手を塞ぎたくはない 店内をグルグル回って 苦手なブラックコーヒーと 甘い香りのフルーツのガムを買った どちらもチャットで君が好きだと言っていた物だな 店先でコーヒーを飲み干し、空き缶を捨て また歩き出す 闇は不思議な優しい光を帯びていた 信号に差し掛かる 正面の信号は赤だ また止まってしまうのが怖くて僕は 交差点で曲がり青信号を渡る こうすれば僕は止まらずに進み続ける事が出来るから 幾つも幾つも、ただ青の信号を追いかけて 四車線の道同士が交差する大きな交差点 正面の信号はまた赤だ 曲がって足を踏み出すと 青の信号は既に点滅していた 立ち止まる僕に忍び寄る不安 羽織っているパーカーが少し重く感じた 何か妙な引力に引っ張られているみたいだ 赤でも青でもない注意を促す黄色い そのパーカー 僕はどうしたら良いのだろう? そう思った時パーカーのポケットが震えた 取り出したスマホの画面には チャットでいつも話す君のアイコンが浮かんでいる 向日葵をバックに笑う君からの着信 そうだ僕が黄色を好きなのは、君を思い出すからだ 不思議と軽くなった動きに いつもの調子で通話を開始する いつもと変わらない君の声と
作品ID:
E045
クリエイター名:
せい
無し
真夜中にふと目が覚めて、瞬ぎした瞬間「ヒュ」と喉が渇いた音を立てた。 この頃、夜は何時でもこうだ。浅い眠りを遮る何かに付き纏われてろくに眠れずに、覚醒すればしたで喉元は訴えかけるように音にならない言葉を漏らす。 ふう、と一つ、嘆息して。着慣れてくたびれた黄色いパーカーを羽織るとベッドを抜け出す。片手に飲料水、もう一方に愛用のヘッドフォン。飲料水を一気に飲んで喉を潤してから、パーカーのポケットにいつも入れてあるお気に入りのガムを口に含んで夜の街へとぶらり旅。 ただ黙って歩き出す。 夜の街とは言っても、何処へ行けども人工的な光の海だ。先の見えない行方を指し示す矢印、それを堰き止めるような赤信号、無責任に前進を押し付ける青信号。見慣れた光景の中心に立つと一人だけ、黄色の信号にも思えてくる。 一方は先へ進めと言い。 一方は進んではならないと言う。 現実社会の板挟みのようだ。黄色を羽織る僕は何処かに行きたいようで、もう立ち止まってしまいたいのかもしれない。もしくはこの時を永遠にしていてしまいたいのだろうか。 長い前髪に隠した己の目が何を見たいのかも分からない。行きたい場所もしれない。 目的地がないのってそう言う事だ。 僕は深夜でも色と光で忙しい場所を位置取る。頭上には横断歩道橋。その更に上には空がある、筈だ。僕の視界が捉えるのは巨大なビルにても塞がれたような四角い星々ばかり。時折、あれがビルの窓から漏れる光なのか、本当は星は四角くて自分の知ってる星形は刷り込まれた誤情報じゃないのか、なんて哲学的な思考に浸る。 それで何が変わる訳でもないけれど。 自分が酷く曖昧になる夜には、もっと曖昧で奇妙なこの場所を訪れる。 行き交う自動車もなければ人っ子一人出歩いてやしない。それでも信号の光は姿無き者を導こうと、光る。 光る。 光る。 溢れる光の洪水が、胸の隙間に灯りを点す。 ぼぅぼぅと揺らぐそれはまた直ぐにその光を弱くするのだろう。 その時はまた光の溢れる場所へ行こう。 「──その時は違う味のガムでも買ってこようかな」 ずっと噛んでいたガムからはとうに味が消え去っていて、風に浮いた砂でも混じったのかざらりとした感触がした。 美味しくないのは、日々の暮らしだけでいい。