作品ID:A378
クリエイター名:
芦屋 マキ
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作品ID
クリエイター名
E159
町田 凪葵
ストーリー
E076
BlueLotus AO
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D057
ひらぐり ひらり
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D014
BlueLotus AO
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作品ID
クリエイター名
B431
アイザワイクト
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C434
アイザワイクト
歌詞
B161
BlueLotus AO
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C169
BlueLotus AO
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クリエイター名
C434
アイザワイクト
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B161
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作品ID:
B431
クリエイター名:
アイザワイクト
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作品ID:
B161
クリエイター名:
BlueLotus AO
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作品ID:
C434
クリエイター名:
アイザワイクト
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花に青嵐 例えば静かに雨を待つあの花。 孤独に生きてるみたいに振る舞う。 望んだ居場所で咲いていないだけだろう。 それでもあと少し離れないままで。 まだ言えない、さよならだなんて。 あなたの涙で溺れてしまいたい。 悲しみと一緒に忘れて。 灰色に差し込む青色に触れる。 冷めた両手を伸ばした。 嵐で散らして残った形を。 恋だと言うならこの想いはきっと。 言葉にならずに終わっていくんだ。 足りないものが多すぎたから。 まだ消えない、たった一言。 あなたの涙で溺れてしまいたい。 寂しさと一緒に沈めて。 悪いのは誰だろう、誰でもいいけど。 あなたじゃなければいいな。 見慣れた昨日も見飽きた明日も あなたがいないと変わって見えるよ。
作品ID:
C169
クリエイター名:
BlueLotus AO
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君のこと 全部 全部消えて 気づいたの ドコカに まだ残っているから リアライズ リアライズ リアライズ 私いま 辛い つらい気持ち 気付いたの 深い愛 まだ残っているから リアライズ リアライズ リアライズ 埋まらない心 心欠けて 気付いたの 慈しみ まだ残っているから リアライズ リアライズ リアライズ リアライズ リアライズ
作品ID:
D057
クリエイター名:
ひらぐり ひらり
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作品ID:
D014
クリエイター名:
BlueLotus AO
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作品ID:
E159
クリエイター名:
町田 凪葵
なし
子供の頃から泣くことが苦手だった。 自分と感情の間はいつも薄いカーテンで区切られていて、影は見えるけど、その実態をつかめない。だから感情表現は全般的に苦手だ。その中でも、特に、泣くことが。 泣けなくたって生きていくことは出来るし、円滑なコミュニケーションに涙はそこまで必要じゃない。 でも、私には泣かなくちゃいけない理由があった。 アルバイト仲間で美大生の信野が、卒業制作で映画を撮ることにしたという。 私はその出演者に選ばれてしまったのだ。 信野とはけっこう仲が良くて、役に立てるなら喜んで協力したいから快諾した。でも、失恋した魔女の役だとは聞かされていなかった。なんだそれは。 戸惑いつつも撮影は順調に進んでいった。しかしラストシーンで魔女が自分の気持ちに気付いて涙するという場面だけは、何日かけても上手く演じることが出来なかった。 私は、子供の頃から泣くことが苦手だ。あくび以外で泣いた記憶が殆どない。別に魔女が泣かなくたって話は破綻しないよ?と、撮影を手伝う信野の仲間たちは言ってくれた。でも信野はどうしても涙のカットで映画を締めたいと言ってきかなかった。 私は信野が何で私を出演者に選んだのか、ラストシーンにこだわるのか何となく分かっていた。信野は私のことが好きだからだ。私はそれを分かってのらりくらりとかわしていた。 誰かが自分に恋することは、きれいな花を一輪もらうことだ。 ひどい悪臭がするかもしれないし、棘だらけかもしれない。でも、それは相手が素手で摘んだものなのだ。それを受け取ることも、受け取らないことも、どちらも等しくグロテスクに思える。でも、そう思っているのは世界に私くらいしかいないのも分かっていて、だから信野にはずっと申し訳ないと思っているのだ。信野は大学卒業と同時にアルバイトを辞めてしまう。最後に涙くらい流してあげなければ可哀想じゃないか、信野も、私も。 信野の差し出すきれいな花を受け取れない私が、心底可哀想だ。きっと私も信野が好きなのに、その感情の実態を上手くつかめないばっかりに。 そこまで考えて、私は初めて信野のことがずっと好きだったなと気付いた。自分でもびっくりして、休憩時間になっても私はセットから動けずにいた。 「カット!今の表情すごく良かったです。ラストはこのテイクに変更します。」 突然声がかかる。カメラを回されていたことに気付かなかった。 握りしめていたプロップの造花がきれいだ。
作品ID:
E076
クリエイター名:
BlueLotus AO
REARISE
水の中に、私は今いるのでしょうか。 もう、色彩がなくなってしまって、ブルーの世界にいるのかしら。 いや、私がそうしているのでしょう。 君を失って心の色をまでも無くしてしまったようですわ。 君が、私から永遠に離れてしまってからずっと、ふわふわとしている。 あの日から、重力の感覚が以前とは、変わっている気がする。 目の前にある景色が、ゆらゆらと揺れて焦点が合わないのはどうしてだろう。 白いワンピースに、ポタポタと音を立てて涙が落ちる。 ゆっくりと水滴が染みて、にじんでゆく。 その消えてゆく様が耐えられなくなり、バスルームに急ぐ。 タイルは、青白く、くすんで見えた。 バスタブにお湯を張りながら、服を着たままゆっくりと体を沈める。 少しずつ水分が水位を上げて、私を包んでゆく。 そう、ここなら、いくら涙を流してもいいの。 誰にも気づかれないし、涙のシミさえ馴染んでいくの。 でも、私はどうして今泣いているのかしら。 君が全部消えてしまったのに、私が、君がいない世界で息をしているからかしら。 どうして、こんなにも辛く苦しい気持ちになるのは、何故かしら。 君が植物を愛していて、私に移り行く季節の美しさを見せてくれたからかしら。 自然のたくましさや素晴らしさを、感じさせてくれたからかしら。 野に咲く花の強さや、綺麗な花の儚さを教えてくれたからかしら。 もし私が、その全部を知らないでいれば、こんなにも悲しむこともなかったのでしょうか。 私は、知ってしまった。 君を永遠に亡くして、いつまでも埋まらない心を。 それを持ち合わせた人でしか、わからない世界を。 追悼の鐘が耳元で鳴り続けている気がする。 私の心に悲しくリフレインするように、何度も何度も繰り返す。 水音の響く青いバスルームで、冷たい色の花に囲まれながら、もう温もりを感じることのない、君の影を追う。 君を失って全部消えて、何もなくなってしまったと思っていたのですけれど。 失ってからの私の気持ちは、見返りを求めない愛でしかありません。 それは、永遠に終わる事のない愛。 君が、私へ伝えたかったのは、愛と真理なのでしょう。 次から次へと強く、後から追うように溢れる涙を流し、拭うことも、止めようともしない。 このバスルームに、君と過ごした日々が詰まっている。 やがて、はっきりと分かるのだろう。 もう君は二度と、ここに戻ることはない。 だから私は、君が愛した花達と、最後にそっとお別れのキスをした。