作品ID:A512
クリエイター名:ヒイズ ユタカ
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作品ID
クリエイター名
E256
m.mug
ストーリー
E167
ヒイズ ユタカ
ストーリー
E054
たつのおとしご
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D207
詩音
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D133
楓 かなた
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D088
さだこさん
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D079
sabatabby
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D062
I am MiTEi
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作品ID
クリエイター名
B340
sabatabby
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C342
sabatabby
歌詞
B063
森田 譲治
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作品ID
クリエイター名
C342
sabatabby
歌詞
B340
sabatabby
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C121
Ca入り たまごぼーろ
歌詞
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作品ID:
B340
クリエイター名:
sabatabby
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作品ID:
B063
クリエイター名:
森田 譲治
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作品ID:
C342
クリエイター名:
sabatabby
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ネオン弾ける京の夜 AM.3:00 文明の残り滓を 横目に風を切った 5コのWと1H? もうよく覚えてないな ブルーライト罪を照らして タイショウをロックオン 仮面の奥を覗いても 自分の顔は見えないし カミの遣いを気取るのさ 刃を手に さぁ もういっそと正義を振るえ 鬼に成り下がっても 変わり果てたこの身体は 何のためか思い出せ! さぁ もう一歩と正道をゆけ 邪の道と知っても 変わりたいと願ってた いつかの自分を 奥に宿して
作品ID:
C121
クリエイター名:
Ca入り たまごぼーろ
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月明かりに照らされた 僕には顔がない 本音を隠しつけたお面 偽りばかりならべて振る舞い 人を傷つけぬように 自分が傷つかぬように 綺麗な夜明け前の星空 金星がきらめいていて 僕も輝いていたい
作品ID:
D207
クリエイター名:
詩音
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作品ID:
D133
クリエイター名:
楓 かなた
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作品ID:
D088
クリエイター名:
さだこさん
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作品ID:
D079
クリエイター名:
sabatabby
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作品ID:
D062
クリエイター名:
I am MiTEi
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作品ID:
E256
クリエイター名:
m.mug
なし
「危ないから外に出るなよ。すぐ戻るからな」 ミキはドアの鍵を閉めると窓際で手を振る。 「父ちゃん」 別れを惜しむミキに、父親は髭を揺らし笑いながら手を挙げた。 それから1時間、2時間たっても父親は戻らない。外は真っ暗だ。まだ幼いミキは心細くてたまらない。狭い一間でうずくまり、所々割れた床板を眺める。父親が直しても直しても現れる床の穴。ミキは直した跡を優しく撫でた。 ふと、窓の外で男たちの声がする。 「さっきの髭の男がここから出てきたの、見たんだよ」 「あいつからも十分採れるだろうが、ガキのは格別だからな」 突然窓ガラスが割れ、男が二人金属の棒を持って入ってきた。ミキを見ると目を合わせて静かに笑う。 「一緒に行こう、こっちに来な」 ミキは息が詰まって動けない。 涙が次々とこぼれ落ちる。 「やだ、行かない」 ミキの柔らかい脚を男のふしくれだった手が掴む。 「んどくせえな、このガキが」 力が強まりミキが叫び声を上げた次の瞬間、男の手が離れた。ミキが顔を上げると男は前に倒れ、背中にはナタが刺さっている。その後ろには鬼の面をつけた少女が立っていた。 少女はぐっとナタを引き抜いてもう一人の男に向き直る。明らかに怯んでいる男は、あああと声を上げて逃げて行った。 少女はミキの前にしゃがみ込む。 「大丈夫?」 ミキは再び泣き出した。 「怖いよ、おにの顔」 「あっ、これ。ごめんごめん」 鬼の面を上にずらすと、少女の丸い瞳が出てきた。 ミキは泣き止んで、改めて少女を見る。 このお姉ちゃん、私とおんなじ腕の縫い目。私とおんなじチューブつけてる。私とおんなじ。 「父ちゃんが帰ってこないの」 少女は一度目を伏せてからミキを見る。 「仲間の所に行こう。お父さんも後で来るかもしれない」 ミキは頷く。「仲間」が誰を指すのかはわからないが、すでに少女を信頼していた。少女はナタをさやに戻し「怖くないから」と細い右腕でミキを抱えた。 少女はミキを抱えたまま外に出ると、軽く跳ねて屋根の上に乗った。そして連なる屋根の上を走り始める。ミキは目を丸くして足の下を過ぎていく景色を見る。 「お姉ちゃん、すごい」 「すぐできるようになるよ。あたしたちは高く跳べるし、足も速いし、とっても賢いんだから」 「あたしたち?あたしも、できるの?」 ミキの目が大きくなって、少女を見つめる。 「うん」 少女はしっかりと頷く。 遠くでまたガラスが割れる音がする。 ミキを抱えた少女は仲間の元へと走り続ける。
作品ID:
E167
クリエイター名:
ヒイズ ユタカ
今晩動くらしい。準備を
21世紀に入って、技術はどれ程進んできたのだろう。その歩みは昇華への道か、破滅への一歩であるか、きっと誰にもわかるまい。テレビは厚みを無くし、携帯は打つ物から弾く物へと変わっていった。その速度にすら20世紀最後の生まれである自分には革新的に思えていた。人というものは止まらない。それに歯止めをかけるものがあるとしたら、そう、資源不足だと思っていた。しかしそれすらも人は「超え」始めている。今、人間たちは現実に残ったものを何でも使い尽くし始めているのだ。業が深い生き物だ。そんな言葉を漏らしながら、ポケットの中で震える携帯を取った。映し出されているのは『下衆野郎』の文字。こんな言葉を添える者共に縋らなければ仕事もない自分もまた、地獄行きだろう。「おい、自称博士、いつまで待たせんだ。出航前に日が昇るぞ」『大変なんだ!』耳元でひどい甲高い喚き声がした。なんだってんだ、という前に、下衆野郎の一言で背筋が凍る。『改造体が街中で逃げ出した!』 深夜の街には灯りこそあるが人の気配はなく、車のタイヤの高音のみが響く。「どこだって!?」「2番街で港までの運ぶ車の通信が突然切れたんだ」か細い声の男が車のドアを閉める前にアクセルを踏み込む、同時に悪魔の叫びのような恐ろしい声が響いた。「大変だ!目が覚めてるよ!これじゃ僕の作品が噂の改造体スレイヤーの餌食に!」後部座席でなければぶん殴っていた。いくら死の商人の片棒を担いでいようとも、故郷の街の人間を危険に晒すような真似はしたくなかった。だから化け物を外に出す為の密輸の運び屋になったっていうのに。「クソ野郎、止める方法知ってんだろうな!」「ぱ、パルスを逆流させる装置はあるが、あれは相当にデカいから…」博士がもごもごと喋る中、車の窓を開ける。叫び声で方向を知る為だったが、その瞬間耳が引き裂かれるような無音の雷が走ったような感覚。それが何かが横切った風だと気付くいたのは前のビルの壁を駆け抜けていく白髪の人影を見てからだった。壁を、走っている。驚きで前の曲がり角から大柄の化け物の手が車体を掴もうとしているのに気がつけなかった。人間の体を「再利用」した兵器、改造人間。今最も恐れられるその腕が、一瞬で紫の電流を放つ刃に切り裂かれた。「なんて事だ」後ろの博士が言葉を漏らす。「改造体スレイヤーの正体は、改造人間だったんだ!」
作品ID:
E054
クリエイター名:
たつのおとしご
なし
ネオン街に照らされ、親友と2人夜道を歩いている。 午前3時。 サークルの新歓で騒いでいたらいつの間にかこんな時間だ。 酔いの回った俺らはふらつきながら明日の授業をいかに乗り越えるかについて話し合っていた。 「おいっ!」 「あん? ど-したあ」 ギャギャギャギャギャッ 突然、酔いが醒める醜悪な叫び声がした。 ドンッと突き飛ばされ膝をつくと親友の肩口に牙を突き立てたバケモノと目が合った。 バケモノは親友を地に叩きつけ、ぼたぼた涎を落としながら跳びかかってくる。 終わった。そう思った時だった。 “ロックオン” 機械音声と突風を伴って現れた少女は、バケモノを模した面を被っていた。 面の口にはチューブが差し込まれており巨大なボンベに繋がっている。 少女は俺に見向きもせず、左手に持つ無骨な出刃包丁を目の前のバケモノへ何度も叩きつけた。 次第に動かなくなっていくバケモノ。 助かった、のか? その姿をぽかんと見つめていたが、ハッと我に返り投げ捨てられた親友へ駆け寄る。 「大丈夫か」 親友の肩には大きな穴が空き、そこから血が流れている。止血をしないと。 荒い息を吐く親友の口からは、“大きな牙”がはみ出していた。 “変異を確認 至急対応せよ” ドガッ 轟音と共に蹴り飛ばされた親友。 そのまま少女に俵担ぎされた俺は一息の間に近くのビルの屋上に落とされた。 「どうしてあいつに攻撃した!?」 「あれはもう助からない。一般人の退避が優先だ」 「助かったかもしれないだろっ」 「うるさい」 「てめえ」 「奪われたのがアンタだけだと思うな」 「お前が、何を奪われたって言うんだ」 そいつはただ黙って面を外した。 少女の小さな頭から直に角が生えている。 「その角……ば、バケモノはお前じゃないか」 「そうだな。アンタの親友とやらも人外の仲間入りだ」 「何を」 「私も“鬼”に噛まれた」 少女の周りに浮かぶモニターに赤くEMERGENCYが表示され、アラートが鳴り響く。 それは少女がカポリと気味の悪い仮面を被り直し、口にチューブを繋げると止まった。 「こうやって浄化ボンベがないと私も“鬼”と化す」 シュコーと鳴る呼吸音。 「“鬼“の力を使う度、私は”鬼“に近づいていく。変化する己を科学技術で押さえつけて、”鬼“を殺すためこの力を使う」 「“鬼“に噛まれたアレは、既に此方側にいる」 「それでも助けたい。親友なんだ」 「邪の道と覚悟するか」 「ああ」 「後戻りはできないぞ」 ―ようこそ、“鬼”の蔓延る京の夜へ