作品ID:A067
クリエイター名:
小野 龍聖
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作品ID
クリエイター名
E152
インイン
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D113
夏目 唯衣
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D015
himi+
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作品ID
クリエイター名
B130
夏目 唯衣
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C140
夏目 唯衣
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クリエイター名
C140
夏目 唯衣
歌詞
B130
夏目 唯衣
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作品ID:
B130
クリエイター名:
夏目 唯衣
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作品ID:
C140
クリエイター名:
夏目 唯衣
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「時代」 今息をしてる時代 気がつけば 無数の選択 煽る仕草で 目の前に立って勝ち気になってさ 僕を嘲笑った 知らぬ存ぜぬで見て見ぬフリして そんなの始めから無かったんだ これはきっと踊らされてるだけだって ほら 視界に入ってくる世界は平行線 過去に見てた空が今も同じ青に輝く 無限ループ 不確かに泣いて笑って そこで見出す価値観なんて無いはずだ 賛同 無反応 どうだって本能 我関せずで灰にして 心ゆくまで騙してみなよ モノクロームな嘘と真実 寄せては返す波の随(まにま)に 感情漂う 夜は更ける
作品ID:
D113
クリエイター名:
夏目 唯衣
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作品ID:
D015
クリエイター名:
himi+
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作品ID:
E152
クリエイター名:
インイン
なし
“システムの中で生きるとは、どういうことだろう” 長い間考えていた命題である。 法や慣習で規定された世界の中で、無意識に行動を選択させられている。 そう感じることはないか? “ここはユートピアらしい。” ユーラシアの大国から資金供与という形で、四半世紀前に中央アジアに設立された自治区。 設立当初の目的─民族の保全・民主主義の導入─とは名ばかりで、実際には人体の有機的なデータを蓄積・解析するための大国の実験場。 自治区の設立当初から、この地に住む人間の首元にはチップがインストールされ、行動パターンや健康状態をモニタリングされている。自治区設立の年にこの地で生まれた私は、0歳からチップを埋め込まれている最初の人間だ。 “モアが詳述した理想郷の終着点がこれか“ チリチリとした熱を感じ、左の首元をさする。この呆れた感情も無視して、管理者の元へデータを送り続けているらしい。 なるべく頭を空っぽにしながら、足元に散らばる建材が欠けたような破片を拾い上げた。 如何なる思考・行動も想定されている感覚。 自分の意思というものを実感できないまま今日まで心臓を動かし続けてきた。 “この痛みも記録されるだろうか” 人間の思考も社会システムも、洗練されるほどに無機質になっていく。 最適化されたシステムの中で、人類はデータの集合体として仮想される。 行動選択をしているつもりで、ランダマイズされたfiguresとの違いはどこにある? 重石のような怒りは、腹の奥にずっと在る。 この感情はシステムにとって最適解ではないだろう。 左手に持つ破片をできる限り強く握り込み、感じる痛みを意識する。 “少なくとも、ここは目的をもって造られた” 手始めに、ここを出る。 自治区を出たところで、別のルールに規定されたシステムがあるだけだろう。 それでも。 東の大国を目指し、管理者に会いに行く。 そして問いただそう、想定された世界の外側を。 “システムが集まって、より大きなシステムを形作る” 社会の中で1データ過ぎない自分も、小さな有機的なシステムだ。 そして小さなシステムは、常に合理的な結果を導出するとは限らない。 私は、今まで何度もこの左の首を搔き切ってしまおうと考えた。 ならば管理者の目の前でチップを取り出してみせよう。 首を搔き切るのは、その時でも遅くはない。