作品ID:A551
クリエイター名:ハンスルイ
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作品ID
クリエイター名
E180
daiti 文丸
ストーリー
E208
暁山 びわ子
ストーリー
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作品ID
クリエイター名
D093
JunCa
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作品ID
クリエイター名
B342
林田 虚構
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C345
林田 虚構
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クリエイター名
C345
林田 虚構
歌詞
B342
林田 虚構
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作品ID:
B342
クリエイター名:
林田 虚構
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作品ID:
C345
クリエイター名:
林田 虚構
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痛い痛い痛いなんて言って 変わらないって 分かっているんだ あの日の私に 手を振っていたんだ 見えていたものが全てだと思っていた 貴方と出会うまでの私はもう必要ないわ 1人になるのが怖いだけなの 何者にもなれなかった私は 誰かに 貴方に 助けを求めて これで終わりです 未来は無い それも悪くない 再起動 痛い痛い痛いなんて言って 分かってほしかっただけなんだ 未来の私が 手招きをしている 居たい居たい居たい貴方の横 それだけでいい 他は要らないわ 私の全てを見ていてほしい1
作品ID:
D093
クリエイター名:
JunCa
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作品ID:
E180
クリエイター名:
daiti 文丸
なし
初めて会った彼女は、どんなものよりも綺麗だった。 街行く人たちがNPCに見えるくらい。 外よりも家が好き。リビングより自分の部屋が好き。 鏡よりスマホが好き。リアルよりバーチャルが好き。 生身は浅はかさと愚かさがにじみ出るから怖くなる。 リアルは苦手。 顔はアイコン、喋るのはコメント、心臓の音は流行りの曲。 嫌ならミュート、嫌いならブロック。ワンタップで全部解決。 そんな世界ならいいのにね。 何百人といる中でノラとノラでたまたま出会った。 無駄にエイムだけが上手い私。 クソジジィにセクハラされて吐いた日から女性としか口はきかない。 『あー、あ。聞こえますか?』 「あ、聞こえまーす」 『よろしくお願いしまーす』 「お願いします」 良かった。感じの良い女の子だ。 この子もそこそこ上手いじゃん。 『付近にいますね』 「あ、見つけた」 私の弾丸が見事に知らない人間の頭を撃ち抜く。 『ナイスです!』 「あざまっす!」 一緒にやっていてわかる。 相性が良い。 数年ぶりにこんなに楽しい時間を過ごした。 初めて心から許せる友達が出来た。 連携してたSNSで相互で繋がった。 「いてっ」 『大丈夫?』 「大丈夫、まだ死なない!」 「ってか実際に撃たれてないのになんで『いてっ』て言っちゃうんだろ」 『言っちゃう私も!』 あの日から私たちは何度も 夢中になって、ひたすら戦場を駆け抜けて 撃って撃たれて傷を治して 弾丸を拾い、殺されて殺した。 どんな悩みでもあなたになら話せた。 どんな悩みでもあなたは聞いてくれた。 どんな悩みでもあなたは話してくれた。 どんな悩みでもあなたのものなら受け止めた。 優しいあなたの提案だから、 怖かったけど踏み出してみようと思う。 他人になんか興味は持てない。どうでもいい。 あなたが楽しそうなら、笑い声が聴けるならそれでいい。 できたら私はその傍に居たい。 自分の装い方なんてわからない。 制服でいいかな。 メイクもあんまりわかんないや。 鏡もそんなに見なかったから。 何か変わるかな? いや、変わろう。変えよう。 でも、変わってもあなたと一緒にまたゲームはしたいな。 (聞こえますか?) 日が暮れた夕方。電車で一本、栄えた街まで出る。 行きかう人の中からあなたを探す。 どこ? どこにいるの? 私、あなたのアイコンと声と とっても優しい性格しか 知らないよ…… 光るスマホの画面をこちらに向け、 自分の存在を皆に示すようにあなたが揺らす。 初めて見たあなたの姿は、どんなものよりも綺麗だった。
作品ID:
E208
クリエイター名:
暁山 びわ子
無し
――自分を取り戻す時が来たのかもしれない―― * Side いちか 正直こんな絵文字大嫌いだった。句読点で十分だと思う。今日も険しい顔で画面の文字盤をフリックする。 「出来た!……疲れた」 最近出会ったこの人には、愛想のない自分を隠す為に可愛い猫の絵文字を多用している。相手から届くキラキラしたメッセージに対して、ただの気分で選んだ絵文字なのにそれを見た彼はどうやら私が猫好きだと思ったのか、ある日から猫の写真や動画が届くようになった。そしてそれにつられて私はまた使いたくない可愛い絵文字を送るのだった。彼が本当の私のことを知ったらどう思うのだろう。 * Side トワ 今日も険しい顔をしてカメラを構える。 「......怖い怖い。そんな睨むなよ~」 最近出会ったあの子はどうやら猫が好きらしい。そうと知ったらもうここ実家しかない。 「また帰って来たの?トワ、あなたいつから猫大丈夫になったの?」 「......大丈夫ではない」 昔から動物が苦手だった。なかなか巧く撮れないイライラとまさかのペットを出しに使ってまで女の子に気に入られようとしているバカな自分に心が折れそうになる。彼女が本当の僕のことを知ったらどう思うのだろう。 * 二人のそんなつまらない日々が壊れるのはそれからしばらく経ってからだった。自分のことを知って欲しいと思える相手の存在に気付いた時に初めて感じる不思議な気持ちが、本来の自分を取り戻す手助けをしてくれるのかもしれない。